テスラ用語集 – TESLA Terminology

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自動運転・AI関連技術

ADAS(Advanced Driver-Assistance Systems)

先進運転支援システムのこと。テスラの Auto Pilot(オートパイロット) や FSD がこれにあたる。

AI 5

テスラの第5世代自動運転用コンピューターおよび自律走行チップの名称。前世代の「HW4.0」から、人工知能処理能力を劇的に向上(HW4比で数倍〜十数倍)させたことから改称された。最新世代のロボタクシー(Cybercab)や人型ロボット「Optimus」、今後の新型車両のメイン制御システムとして採用される。

AI Day

テスラが開催する人工知能と自動運転技術に特化した技術発表・求人イベント。これまでにスーパーコンピューター「Dojo」、人型ロボット「Optimus」、エンド・ツー・エンド自動運転AIなどの重要技術が発表された。

AP(AutoPilot) AP1 / AP2 / AP3

Auto Pilot(オートパイロット) の略。AP1、AP2、AP3といった数字は、搭載されている制御コンピューターやセンサーハードウェアの世代(バージョン)を表す。

ASS(Actually Smart Summon)

駐車場に停めているテスラ車を、スマホアプリから無人のまま自律走行で手元に呼び寄せる機能。制御に FSD 同等のエンド・ツー・エンドの ニューラルネットワーク を導入したことで、従来のサモン機能と比べて「Actually」(実用的なレベルで本当に)動作するようになった。

Auto Pilot(オートパイロット)

クルーズコントロールとレーンキープを同時に機能させる自動運転支援状態のこと。詳細やFSDとの違いはオートパイロットの関連記事を参照。

  • トラフィック・アウェア・クルーズコントロール:周辺の交通状況に応じて速度を加減速または停止できる。
  • オートステアリング:ハンドル操作を自動化し、進むべきルートを保持する。
Cortex(コーテックス)

テキサス・ギガファクトリー(Giga Texas)内に建設された、テスラ史上最大の超巨大AI学習データセンター/スーパーコンピュータークラスター。約10万基規模の最新AIプロセッサー(NVIDIA H100/H200/B200等)と自社開発システムを統合し、FSD や人型ロボット「Optimus」のための大規模基盤AIモデルのトレーニングを担っている。

Cybercab(サイバーキャブ)

テスラが自動運転配車サービス(Robotaxi(ロボタクシー))専用に開発した2人乗りの電気自動車。ステアリングホイール(ハンドル)やペダルが一切なく、充電は非接触のワイヤレス充電のみに対応。

DMS(ドライバー・モニタリング・システム)

ドライバーが前方を適切に監視・運転しているかを検知するシステム。初期はステアリングに掛かるトルク(荷重)のみで判定していたが、現在はフロントガラス上部のキャビンカメラの映像解析を用いて視線やスマートフォンの操作を監視する。

Dojo(ドージョー)

テスラが独自開発した、自動運転AI(FSD)のニューラルネットワーク(NN)学習に特化した超高速スーパーコンピューター。世界中のテスラ車から送られてくる膨大な走行映像データを高速で処理・学習するために開発された。最小構成単位には ExaPOD(エクサポッド) がある。

EAP(Enhanced Auto Pilot / 強化型オートパイロット)

自動レーンチェンジやオートパーキング、ナビゲーション追従走行(ナビオンオートパイロット)、スマートサモンなど、通常のオートパイロットに便利な支援機能を追加した有料オプションパッケージ。詳細は オートパイロットの解説 を参照。

End-to-End Neural Network(エンドツーエンド・ニューラルネットワーク)

センサー(カメラ映像)から入力されたデータを、中間の複雑なプログラム(人間が手書きしたルール)を介さずに、ステアリング操舵、ブレーキ、アクセルなどの制御出力へダイレクトにAIで変換・判断する手法。テスラの自動運転システム「FSD V12」から全面的に採用されており、極めて柔軟で人間味のある自然な挙動を可能にしている。

ExaPOD(エクサポッド)

テスラのニューラルネットワークコンピューティングを支えるスーパーコンピューター Dojo(ドージョー) の最大の単位。1.1ExaFLOPS(エクサフロップス:100京回の浮動小数点演算ができる性能)という驚異の計算能力を持つ。

Fleet Learning(フリートラーニング)

世界中の一般オーナーが実世界で運転している車両(フリート=艦隊)から走行映像やドライバー操作などのデータを匿名で収集し、自動運転AI(ニューラルネットワーク)の学習に還元する仕組み。

FSD (Supervised) / 監視付きFSD

テスラが北米等で一般ユーザー向けに提供している、自動運転支援機能の現行の正式名称。以前は「FSD Beta(ベータ版)」と呼ばれていた。ドライバーによる常時監視と運転交代の準備が必要。対義語は FSD (Unsupervised) / 無監視FSD。

FSD (Unsupervised) / 無監視FSD

ドライバーによる常時の監視を必要としない、完全な自律走行を実現する次世代FSD機能。ハンドルやペダルのない「Cybercab(サイバーキャブ)」の運行に用いられる。対義語は FSD (Supervised) / 監視付きFSD。

FSD Capability(FSD ケイパビリティ)

将来的に自動運転が実現した際、ソフト・ハード両面で FSD 機能のアップデートを受けることができる権利(有料パッケージオプション)。

FSD V12(FSD バージョン12)

テスラが一般オーナー向けに展開する自動運転支援システム(FSD)において、制御ロジックを「エンドツーエンド・ニューラルネットワーク」へと全面的に刷新した画期的なマイルストーンバージョン。従来の数十万行におよぶルールベースのC++プログラムを完全に廃止し、人間が運転する数百万本の高品質なビデオクリップをAIに直接学習させることで自律走行を実現した。FSD V12.6.1などのアップデートでさらに精度が向上している。

FSD V13(FSDバージョン13)

V12のエンドツーエンドAIアーキテクチャをベースに、カメラ解像度の向上(フル解像度・36fps入力対応)やAIモデルのパラメータ数増大、処理遅延(レイテンシ)の半減、ナビゲーション経路への忠実な追従など、自律走行の信頼性を飛躍的に高めた主要バージョン。後退走行や狭路での切り返し、スムーズな車線変更能力が大幅に強化された。

FSD V14(FSDバージョン14)

2025年末から2026年にかけて順次リリースされている、テスラの完全自動運転(FSD)の画期的な主要バージョン。人間を超える反応速度や安全性を誇り、自動駐車機能の大幅なアップデートなど数多くの新機能を含む。なお、メモリ制限があるHW3車両向けには「FSD v14 Lite」の提供がアナウンスされている。

FSD(Full Self-Driving / 完全自動運転)

テスラが目指す運転支援システムの最上位パッケージ。現在北米等で「FSD (Supervised)」として監視付きの形で一般提供されており、将来的に人間による監視が不要な「FSD (Unsupervised)」への移行を目指している。

Grok(グロック)

イーロン・マスクが率いるxAI社によって開発された大規模言語モデル(LLM)/対話型AI。テスラ車の車載音声アシスタントとして統合が進められており、自然な音声対話による車両機能のコントロール、高度なナビゲーション提案、リアルタイムな情報検索が可能となっている。

HW2 / HW2.5 / HW3.0 / HW4.0 / AI5

完全自動運転に向けたテスラのハードウェアバージョン。世代を重ねるごとにプロセッサーの処理能力やカメラ解像度が進化しており、HW3.0から実質的な FSD ベータテストが本格化した。最新世代は AI 5。

HW4(Hardware 4.0)

テスラの第4世代自動運転用コンピューターおよびカメラシステム。前世代のHW3に比べてカメラ解像度が大幅に向上し、プロセッサー処理能力もアップしている。後継は AI 5。

LiDAR(ライダー)

レーザー照射によって物体との距離や形状を測距するセンサー技術。他社メーカーが自動運転に必須とする中、テスラはコストや「色・映像」が直接認識できない問題を理由に非採用とし、カメラのみの Pure Vision(ピュアビジョン) を追求している。

NN(ニューラルネットワーク)

人間の脳の神経回路を模したディープラーニング(深層学習)モデル。Pure Vision における障害物検知や経路計画の処理基盤であり、スーパーコンピューター Dojo(ドージョー) を用いて膨大な走行映像の学習を行っている。

Occupation Network(オキュパンシー・ネットワーク)

カメラ映像から、3次元空間のどの部分が物理的に占有(ブロック)されているかをリアルタイムで判定するAIアルゴリズム。物体の識別が困難な未知の障害物であっても安全に回避できるようにする技術。Pure Vision(ピュアビジョン)のアプローチにおいて重要な役割を持つ。

Phantom Braking(ファントムブレーキ)

オートパイロット や FSD での走行中、周囲に障害物が全く存在しないにもかかわらず、システムが影や道路の継ぎ目を障害物と誤認識して急減速・急ブレーキをかける現象。

Physical AI(フィジカルAI / 物理AI)

チャットボットや画像生成などのデジタル空間内だけで完結するAIとは異なり、自動運転車(FSD)や人型ロボット(Optimus)のように「物理的な実世界」を認識し、物理的に作用・動作する自律型AIの総称。テスラは自らを「物理AIプラットフォーム企業」と定義し、この分野における圧倒的な覇権を目指している。

Pure Vision(ピュアビジョン / テスラビジョン)

レーザーや LiDAR(ライダー)、レーダーなどの追加センサーを一切使わず、車載カメラの映像情報(視覚)のみを用いて自動運転支援を実現するテスラ独自のアプローチ。映像処理には大規模な ニューラルネットワーク が使用されている。

Robotaxi(ロボタクシー)

テスラが構築を進める自動運転配車サービスおよびそのネットワークの総称。「Cybercab(サイバーキャブ)」がその専用車両となる。

Unsupervised FSD(無監視FSD)

ドライバーによる監視や介入を一切必要としない、完全自律走行に対応したFSD(レベル4自動運転)。運転手が座る必要もなく、Cybercabやロボタクシー配車サービスの中核技術となる。2025年末よりテキサス州オースティンなど一部地域を皮切りに、実運行サービスが順次展開されている。

Valet Mode(バレーモード)

ホテルやレストランで車を預ける際、最高速度の制限や個人情報(ナビの履歴、自宅住所、タッチスクリーン設定等)へのアクセス制限をワンタップで有効化するセキュリティ機能。

World Model(ワールドモデル / 世界モデル)

自動運転AIが物理世界の三次元空間構造や時間的連続性、他車両・歩行者などの振る舞いを予測・シミュレーションするために学習している基盤AIモデル。カメラから得られる限られた視界から「未来に何が起こるか」を脳内で生成・予測しながら走行判断を行うことで、より高度で安全な自律運転を可能にする。

バッテリー・充電・エネルギー

Autobidder(オートビッダー)

テスラが開発・提供する、エネルギー資産の自律的取引および最適化ソフトウェアプラットフォーム。Megapack や Powerwall などの蓄電システム(VPP:仮想発電所)を電力卸売市場や系統需給調整市場に接続し、AIアルゴリズムを用いてリアルタイムで最適な充放電と電力売買を行い収益を最大化する。

Battery Day(バッテリーデー)

2020年9月に開催された、バッテリー開発に関するテスラの技術イベント。ここで次世代の 4680バッテリーセル や電極製造プロセス、構造体としてのバッテリー搭載設計(セル・トゥ・パック)が発表された。

BEV(Battery Electric Vehicle)

バッテリーのみをエネルギー源として電気モーターで走る純電気自動車のこと。ハイブリッド車やPHEVと異なり内燃機関を持たない。テスラが製造する車両はすべてBEVである。

Dry Cathode(ドライ電極技術 / 乾式電極プロセス)

バッテリーの極板を製造する際、有毒な液体溶媒を用いた塗布・乾燥工程を経ずに、粉末材料をローラーで圧着してフィルム状にする画期的な技術。4680セル の量産製造ラインにおいて実用化され、製造に必要なエネルギー消費と工場床面積を劇的に削減するゲームチェンジャー技術とされる。

LFP(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)

正極材料にリン酸鉄リチウムを使用したリチウムイオンバッテリー。コバルトやニッケルなどの希少金属を使用しないため安価で熱安定性・寿命に優れる一方、エネルギー密度が低い。テスラのモデル3 RWD(エントリーグレード)や大型蓄電池の Megapack に採用されている。

Megacharger(メガチャージャー)

電動トレーラートラックである「Semi(テスラセミ)」の充電を目的とした超高出力急速充電システム。出力1MW(メガワット=1,000kW)を超える充電に対応し、大電流による発熱を防ぐため充電ケーブルに液冷方式を採用している。

Megapack(メガパック)

発電所や電力系統(グリッド)の安定化を目的とした、産業・電力事業用の超大型定置用蓄電池コンテナ。正極に LFPバッテリー を使用し、世界各地の再生可能エネルギープロジェクトの調整力として導入されている。

Mobile Connector(モバイルコネクター)

家庭用の100Vまたは200Vコンセントからテスラ車を直接充電するための車載ポータブル充電ケーブル。

NACS(North American Charging Standard / 北米充電規格)

テスラが独自開発した急速充電用の充電接続規格(旧テスラ専用コネクター)。従来のCCS規格よりも軽量かつ極めてコンパクトなのが特徴。北米において実質的な国家標準(SAE J3400)として採択され、主要自動車メーカーの多くが自社EVへの採用を表明している。

NMC(ニッケル・マンガン・コバルト:三元系)

リチウムイオンバッテリーの正極材料の一つ。エネルギー密度が高く、航続距離を重視するモデルに使用される。対義語は LFP(リン酸鉄リチウムイオンバッテリー)。

Phantom Drain(ファントムドレイン)

駐車中の車両放置時に、車載システム(セントリーモード 等のバックグラウンドプロセス)やバッテリー温度管理システムが電力を消費し、バッテリー残量が自然減少する現象。通常1日あたり1%程度発生する。

Powershare(パワーシェア)

テスラが サイバートラック(Cybertruck) から導入した双方向充電(V2X)技術の総称。車両大容量バッテリーから住宅(V2H)や他の電気自動車(V2V)、キャンプギアなどの家電製品へ電力を供給できる。

Powerwall 3(パワーウォール3)

テスラが展開する最新世代の家庭用定置型蓄電池システム。太陽光発電インバーターを標準で一体化内蔵し、最大連続出力11.5kW(系統連系時)/最大15.4kW(停電自立運転時)という圧倒的な高出力を実現。停電時でも家庭内の全負荷(エアコンやEV充電器など)をまるごとバックアップ可能。

SC(Super Charger / スーパーチャージャー)

テスラが全世界に展開する超急速充電器ネットワークの総称。最大出力250kWを誇る「V3」や、NACS 規格に対応し他社製EVへの開放を見据えた次世代型「V4」などの刷新が進められている。車載ナビと連動した自動バッテリープレコンディショニング(予熱)機能により、常に最短時間での急速充電が可能。

V4 Supercharger(V4スーパーチャージャー / V4キャビネット)

テスラが展開する最新世代の超急速充電スタンドおよび電力供給キャビネット。乗用車向けに最大500kW、商用車(Semi等)向けに最大1.2MW(メガワット)の超高出力給電に対応。400V〜1000Vアーキテクチャをサポートし、他社製EVの充電口位置にも届く長尺ケーブルや非接触クレジットカード決済端末、小型情報ディスプレイを備える。

Wall Connector(ウォールコネクター)

自宅の壁面やスタンドに設置する、テスラ専用の普通充電器(家庭用壁掛け充電器)。最大9.6kW(モデルにより異なる)での快適な普通充電が可能。

4680バッテリーセル

テスラが自社開発・量産する、直径46mm・高さ80mmの大型円筒形リチウムイオンバッテリー。セルの内部構造を「タブレス(電極の引き出しタブがない構造)」にすることで内部抵抗を減らし、従来セル比でエネルギー容量5倍、出力6倍を達成。製造プロセスの合理化により大幅なコスト削減にも貢献する。

Wireless Charging(ワイヤレス給電 / 非接触充電)

物理的なケーブルを接続することなく、車両底面の受電パッドと地面側の送電パッドの間で電磁誘導を利用して高効率に電力供給を行う非接触充電システム。充電ポートやプラグの抜き差しが不要となるため、完全無人運転の「Cybercab(サイバーキャブ)」やロボタクシーフリートの自動運用に標準採用されているほか、一般家庭用ガレージ向けにも展開が進められている。

車両・製造・ハードウェア

48V Architecture(48V低圧システム)

自動車の補機類(ステアリングモーター、ワイパー、ドアロック、車載コンピューター等)を駆動する低圧電装システムにおいて、従来の12Vから48Vへと電圧を4倍に高めた新アーキテクチャ。電圧を上げることで流れる電流を1/4に抑えることができ、車内ワイヤーハーネス(配線)の劇的な軽量化・細線化、電力損失の削減、製造コストの大幅な削減を実現する。Cybertruck や Cybercab に標準採用されている。

AWD(All Wheel Driving)

前輪・後輪のすべてのタイヤが駆動する全輪駆動システム。テスラでは前後に独立したモーターを配置するデュアルモーターまたはトライモーターがこれにあたる。対義語は RWD。

Bioweapon Defense Mode(生物兵器防御モード)

大型の医療用HEPAフィルターを活用して車内の空気を完全にクリーンに浄化する空調機能。花粉やアレルギー物質だけでなくPM2.5や細菌・ウイルスをも除去し、車内の気圧を上げることで外気の進入を防ぐ。現在はModel S/X/Yに標準搭載されている。

Crab mode(カニ・モード)

サイバートラック の4モーター&4輪操舵(リアホイールステアリング)システムを活かし、タイヤを同方向に傾けて「カニのように斜め方向へ並行に走行」できるユニークな走行モード。

Cyberbeast(サイバービースト)

サイバートラック(Cybertruck) の最上級3モーター(トライモーター)構成グレード。最高出力845馬力を誇り、0-60マイル加速は2.6秒とスポーツカー並みの性能を持つ。

Cybertruck(サイバートラック)

テスラ初の完全電動ピックアップトラック。外板骨格には宇宙船と同様の超硬質ステンレス鋼「ウルトラハード30X」を採用。ステア・バイ・ワイヤや48V低圧システム、Powershare 双方向給電技術などの最先端スペックを搭載している。

DW(Dual Wheel Motor)

前輪と後輪にそれぞれ1基ずつ、合計2基の駆動モーターを搭載したデュアルモーターAWD構成。

Giga Casting(ギガキャスティング / ギガプレス)

超大型のダイカスト鋳造マシン(Giga Press(ギガプレス))を使用し、従来は数十個の板金プレス部品を溶接して作っていた車両ボディの骨格部分(フロントやリヤアンダーボディ)を、巨大なアルミニウム一体成型部品として一瞬で鋳造する製造技術。

Giga Fest(ギガフェスト)

ギガベルリン工場の稼働開始前に開催された、地域住民やお披露目を目的とした大規模ファクトリーイベント。

Giga Press(ギガプレス)

一体成型アルミニウム部品「Mega Cast(メガキャスト)」を製造するために用いられる超大型のプレス(高圧ダイカスト)機。

Gigafactory(ギガファクトリー)

テスラが全世界に展開する大規模な車両・バッテリー製造工場の総称。現在は、ネバダ、ニューヨーク、上海、ベルリン、テキサスが稼働中。

Highland(ハイランド)

2023年後半に登場した「モデル3」の大規模改良モデル(新型モデル3)の開発コードネーム。フロント・リアのエクステリアデザイン刷新による空力性能向上(Cd値0.219)、遮音ガラスの全周採用による圧倒的な静粛性向上、後席用8インチタッチスクリーンの追加、物理レバー廃止によるステアリングボタン化など、全面的なアップグレードが図られた。

Juniper(ジュニパー)

世界的な大ベストセラー電動SUV「モデルY」の大規模改良モデル(新型モデルY)の開発コードネーム。Highland 同様に静粛性の向上やインテリアの刷新、前後の一文字型LEDライトバーの採用、足回りの快適性向上が図られている。

LR(Long Range)

テスラ車の中間グレードとして設定されている、バッテリー容量と航続距離を大きく伸ばした「ロングレンジ」の略称。

MCU(Media Control Unit)

タッチスクリーンやインフォテインメントシステムを制御する車載インテリジェントチップユニット。AMD Ryzenなどを搭載した「MCU3」が最新モデルで採用されている。

Megafactory(メガファクトリー)

テスラの大型蓄電池ソリューション「Megapack(メガパック)」の量産に特化した専用製造工場。米国カリフォルニア州ラスロップおよび中国上海に展開されている。

Optimus Gen 3(オプティマス第3世代)

テスラが開発・量産を進める最新世代の汎用人型ロボット(ヒューマノイド)。フリーモント工場に専用の量産ラインが構築され、実用的な労働力として製造されている。先代のGen 2と比較して「手」の自由度が倍増(22自由度)し、より複雑で繊細な人間の手先の作業を高い再現度で模倣・実行できる設計へと進化した。AI 5 チップの搭載により自律的な物理タスク遂行能力が飛躍している。

Optimus(オプティマス)

テスラが開発する汎用人型ロボット(ヒューマノイド)。テスラ車の自動運転(FSD)用の映像処理技術やニューラルネットワークのソフトウェアアルゴリズム、制御ハードウェアモジュールをベースとして応用開発が進められている。

Retrofit(レトロフィット)

古い年式の車両ハードウェアを取り外し、後付けで最新の制御チップやカメラモジュール(例:HW2.5からHW3.0へなど)へとアップグレード改装を行うこと。

Roadster(第2世代ロードスター)

テスラが開発を進める次世代の超高性能EVフラッグシップスーパーカー。0-100km/h加速1秒未満、航続距離1,000km以上を誇り、SpaceXの小型冷風ロケットスラスターを車体後部・側面に配置して異次元の加速・コーナリング・制動力を発揮する「SpaceXパッケージ」構想などの技術が投入されている。

Robovan(ロボバン)

テスラが開発・構想を進める完全自動運転の大型EVバン(ミニバン・シャトル)。最大20人の人員輸送または大量の貨物輸送に対応する設計となっており、都市部での大量輸送(The Boring Companyのベガス・ループ等)や物流・レジャーなど幅広い用途を想定している。ハンドルやペダルはなく、自動運転配車サービス(Robotaxi)ネットワークに組み込まれる予定。

RWD(Rear Wheel Driving)

後輪駆動システム。シングルモーターで後ろのタイヤだけが駆動するモデル。エントリーグレードに設定される。対義語は AWD。

Semi(セミ / テスラセミ)

テスラが開発・製造する完全電動のクラス8超大型トレーラートラック。満載状態でも500マイル(約800km)の航続距離性能を持ち、充電には メガチャージャー が必要とされる。

SR / SR+(Standard Range / Standard Range Plus)

エントリーグレードの旧呼称。現在は単に「モデル3/Y RWD」などの名称へ移行している。

Steer-by-Wire(ステア・バイ・ワイヤ)

ステアリングホイール(ハンドル)と前輪操舵機構を結ぶ機械的なシャフト(ステアリングコラム)を完全に廃止し、電気信号のみでタイヤの切れ角をコントロールする機構。車速に応じて可変ギアレシオを実現でき、駐車時やUターン時にはハンドルを半回転程度切るだけで最大舵角まで曲がれる一方、高速走行時には微細な動きで高い安定性を保つ。Cybertruck に量産初搭載された。

Tesla Bot(テスラボット)

人型ロボット「Optimus(オプティマス)」の初期コンセプト発表時の名称。

Unboxed Process(アンボックスド・プロセス)

テスラが開発した次世代の車両製造システム。車両のボディをあらかじめいくつかの大きなブロックモジュール(フロント、リヤ、内装、バッテリーなど)に分けて並行して組み立て、最後に一気に合体(アンボックス)させる方式。従来の直列生産ラインと比べて、作業効率の向上と劇的な生産コスト削減を実現する。

VIN Code(車両識別コード)

車両ごとに割り当てられた17桁の個体識別番号。製造国、担当工場、モデル年式、グレード仕様などを解読することが可能。解読を補助するツールはVINデコーダーの解説記事を参照。

機能・ソフトウェア・ライフスタイル

Banish Autopark(バニッシュ・オートパーク / 自動駐車・自律降車)

建物のエントランスや目的地で乗員が降車した後、車両が駐車場内を無人で自動巡回し、空いている駐車枠を認識して自律的に駐車を完了させる高度な自動駐車機能(「リバース・サモン」とも呼ばれる)。乗車時は ASS(Actually Smart Summon) で呼び出し、降車時はBanish Autoparkで車を逃がすという完全自動バレーパーキングを実現する。

Boombox(ブームボックス)

車両外部スピーカー(歩行者警告用スピーカー)を使用して、内蔵された様々なサウンド効果や音楽を車両の外に向けて鳴らす遊び心にあふれたライフスタイル機能。

Car Wash Mode(洗車モード)

洗車時のトラブルを防ぐため、窓をすべて閉め、トランクおよび充電ポートのフラップをロックし、自動ワイパーと駐車センサー警告音を一時停止するモード設定。

Dog Mode(ドッグモード)

ペットを連れた一時外出時、ペットが安全に車内で待てるよう車内エアコンを設定温度に保つモード。画面には「オーナーはすぐに戻ります」といったメッセージが表示され、周囲の通行人が心配するのを防ぐ。

EPA

米国環境保護局。実走行に近いEVの航続可能距離テストや電費テストの公的審査を行う機関。

Holiday Update(ホリデーアップデート)

テスラが毎年12月の年末ホリデーシーズンに合わせて全世界の車両に無料配信する、年次最大級の大型 OTA ソフトウェアアップデート。UIの刷新や新アプリ・新機能の追加、カスタムライトショーの追加、車内エンターテインメントの強化など、数多くのプレゼント的な新機能が一挙に提供される。

HVAC

Heating, Ventilation, and Air Conditioning(暖房、換気、および空調)の略称。テスラの効率的な冷暖房システムであるオクトバルブ・ヒートポンプシステムなどを指す。

ICE (Internal Combustion Engine)

内燃機関(ガソリン・ディーゼル車)を指す一般的なEV対比用語。もう一つの意味として、テスラの古いMCUインフォテインメント用集積基板の呼称でもある。

Investor Day

テスラが開催した、中期的な持続可能事業戦略「マスタープランPart3」などをアナウンスした投資家向けの技術発表会。

Joe Mode(ジョーモード)

後席にいる子供などの睡眠を妨げないように、オートパイロットの操作音や警告アラートの電子音量を通常時の半分程度に抑える優しさにあふれた車内オーディオモード。

MPGe

EPA(米国環境保護局)がEVの効率を表すために定めた、ガソリン1ガロンあたりのエネルギー量(約33.7kWh)に換算した電費の指標。

NHTSA

米国運輸省道路交通安全局。テスラの自動運転アップデート監視やリコール指示等を行う米国の主要安全当局。

OTA(Over The Air)

車載のモバイル通信やWi-Fiを利用し、ワイヤレスで車両ソフトウェアの遠隔アップデートを行う仕組み。ユーザーはディーラーに車を持ち込むことなく、新機能の追加、インフォテインメントの改善、制御制御ロジックの改善などのアップデートを常に受けることができる。

Premium Connectivity(プレミアム・コネクティビティ)

テスラ車でモバイルセルラー通信を使った「サテライトビューマップ」「リアルタイム交通情報表示」「車内ビデオ・ミュージックストリーミング」「ブラウザ利用」などを定額サブスクリプションで開放するネット接続サービス。

Safety Score(セーフティスコア)

運転者の実際のリアルタイム走行データをベースに「前方車間」「急ブレーキ」「不安全操舵」などを評価する仕組み。一部国で自動運転ベータのテスト権限基準や、テスラ自動車保険の料率算出に使用されている。

Sentry Mode(セントリーモード)

駐車中の車両監視・防犯システム。車両周辺に不審者が近づいたり衝撃を感知すると、車載カメラが自動で録画を開始。不審レベルが上がると車内のサウンドシステムで警告音を鳴らし、オーナーのスマホアプリへリアルタイムで通知する。

Smart Shift(スマートシフト)

物理的なシフトレバーのない最新車両で採用された自動ギアシフト切替機能。周囲のカメラ映像から「前進(D)」または「後退(R)」のどちらを実行すべきかを車が自動で予測してギアシフトを設定する。

Spring Update 2026(スプリングアップデート2026)

2026年春にテスラがリリースした大規模ソフトウェアアップデートの総称。ユーザーインターフェース(UI)の刷新やナビゲーション表示の3D強化、FSD機能のアップデートなどが含まれ、車両の利便性と操作性を劇的に向上させた画期的なOTAアップデート。

Stop Mode(ストップモード)

アクセルペダルを離した際の減速および完全停止時の挙動を設定する項目。以下の3種類がある。

  • クリープ:一般的なガソリン車のAT車と同様に、ブレーキペダルを離すとわずかにゆっくり前に進む。
  • ロール:ニュートラル(空走)状態で、慣性で進む。
  • ホールド:最も強力に回生ブレーキが効き、ペダルを離すだけで完全停止し自動パーキングブレーキ状態へ入る。
Summon(サモン)

スマートフォンアプリから遠隔操作でテスラ車を無人で移動させる機能。狭いスペースでの駐車の出し入れを前後方向のみで制御する。より広範囲を自律走行で呼び出す ASS(Actually Smart Summon) にアップデートされた。

UWB Phone Key(超広帯域無線スマホキー)

Ultra-Wideband(超広帯域)無線通信技術を採用したテスラの次世代スマートフォンキー機能。従来のBluetooth(BLE)よりもミリ単位・センチ単位で正確な位置測位と超低遅延な認識が可能。オーナーが車両の後方に近づくだけで自動的にリアトランクやフロントトランク(フランク)が開く「ハンズフリートランク」機能や、施錠・解錠の確実性を大幅に向上させている。

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