テスラ、人工知能イベント「AIデー」開催を予告!

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6月22日に実施されたAI関連のカンファレンス「2021 Conference on Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR 2021)」において、テスラのニューラルネットワークスーパーコンピューターに関するプレゼンがあり、加えてCEOのイーロン・マスクが今後1ヶ月内外で完全自動運転の鍵となる人工知能の進捗発表する「AIデー」開催をツイートしました。

テスラ「AIデー」を開催

テスラのCEOであるイーロン・マスクは、「テスラAIデー」を 「およそ1ヶ月ほどの間 」に開催するとツイートしました。マスク氏は加えて、「テスラのAIに関するソフトウェアとハードウェアの進捗状況、トレーニング状況と今後の両方を確認するイベントで、目的は人材採用」ともツイートしています。

テスラのAI担当シニアディレクターであるアンドレイ・カルパシー氏は、昨晩開催された「2021 Conference on Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR 2021)」でプレゼンテーションを行い、「Artificial Intelligence Day(人工知能の日)」というニュースを発表しました。カルパシー氏は、今後数年間で完全自動運転車を実現するというテスラのミッションのために、同社のニューラルネットワークを機能させるために重要な存在となるスーパーコンピュータについて詳しく説明しました。

興味深いことに、マスク氏は自身のツイートの中で、このイベントの目的は必ずしもテスラがAIプログラムで成し遂げた成果を一般に公開することではなく、実際には世界のエンジニアやその他の才能ある人々をテスラで働かせたいと考えていると述べています。テスラは長年にわたり、いくつかの部門に優秀な人材を採用しようとしてきましたが、AIチームも例外ではありません。

今後数年間、テスラの人工知能チームは、テスラの中で非常に重要な役割を担うことになると考えられます。テスラは、完全自動運転に向けた取り組みを水面下で進めていますが、その一方で、現実のドライバーが自律走行の未来に備えるためのステップを着々と踏んでいます。最近開催されたモデルS Plaidの納車イベントで、世界で最もパワフルなゲームを実行できるGPUを搭載しそのデモを披露したことも、これらの証左となっています。

ここ数年、テスラは自社が行うビジネスの部分に特化したイベントをいくつか開催してきました。2019年にはAutonomy Day(自動運転の日)を開催し、「機能的に完全な」Full Self-Drivingスイートに向けての積極的な取り組みを説明しました。また昨年9月にテスラは年次株主総会と連動した「バッテリー・デー」を開催しました。このイベントでテスラは、次世代の電気自動車用バッテリー4680セルを発表しました。4680セルは、カトーロード工場での量産を継続し、GIGAベルリンファクトリーとGIGAテキサスファクトリーで製造される自動車に搭載される予定です。

AI Dayの具体的な日程はまだ発表されていません。テスラは、今後数週間のうちに詳細を発表すると思われます。

FSDを実現するスーパーコンピューターDojo(道場)

テスラの人工知能担当シニアディレクターであるアンドレイ・カルパシー氏は、今回カンファレンスにおいてテスラの自動運転用スーパーコンピュータについて詳しく説明しました。ここで説明されているDojo(道場)は、テスラの4次元オートパイロットトレーニングプログラムで、2020年にイーロン・マスクCEOが初めて披露したものです。カルパシー氏は、「2021 Conference on Computer Vision and Pattern Recognition(CVPR 2021)」において、自律走行車に関する40分間のプレゼンテーションを行いました。

テスラは、数年前から自動運転プログラムに取り組んでおり、その間、オートパイロット(Auto Pilot)と完全自動運転(Full Self-Driving)のスイートをニューラルネットワークを使ってトレーニングし、より正確で堅固な動作を実現してきました。その結果、テスラは世界的に最も堅牢な半自動運転プログラムを持つ企業のひとつとしての地位を確立しました。

それでもなお、テスラはそれらをさらに向上させるための努力を続けています。これは、2020年8月にCEOのイーロン・マスクが、膨大な量のビデオデータを処理する4次元トレーニングプログラムである「Dojo」について詳述したことに始まります。これは、テスラが最近、モデル3とモデルYでレーダーを捨てて、車両にビジョン(カメラ)のみのアプローチを採用することを決定したことと一致します。

「テスラは、本当に膨大な量の映像データを処理するために、「Dojo」というニューラル・ネットワーク・トレーニング・コンピュータを開発しています。それは「野獣」のようなものです。面白そうだと思ったら、AIチームやコンピュータ/チップチームへの参加を検討してください」(イーロン・マスク談)

テスラは長い間、マスク氏が「2Dのように見えるだけ」と呼ぶカメラ映像だけでこの仕事をしてきました。彼は、4Dシステムにおいてもビデオ映像を基本にすれば、非常に良い働きをするだろうと言っています。

2020年第2四半期の決算会見で、マスク氏は次のように述べています。
「これまで私たちがおこなってきたことは、ほとんど2Dのようなもので、時間の流れにも相関性があります。ですから、完全な4Dシステムがどれほど優れているかを伝えるのは難しいですね。映像ではなく1枚の写真として見るだけで、1枚の写真からサラウンド映像になるようなことが可能なのです。その結果、車はまるで大きな進歩を遂げたかのように見えることになります」

テスラの「Dojo」が完成に近づきつつある今、カルパシー氏はこのニューラル・ネットワーク・スーパーコンピュータ及びスーパーコンピュータチームの優れた仕事についてカンファレンスで語りました。

AIの責任者であるカルパシー氏のプレゼンテーションの中で、ニューラルネットワークの信号を機能させるためには、3つの主要な要素があると述べています。大量の映像、きれいなデータ、そして可能な限り充実した組み合わせにするための多様なシナリオです。
テスラの2つの大衆車(モデル3とモデルY)をビジョンベースにするという決定を通して、大量のデータが最大の要素の1つであることが明らかになりました。モデル3とモデルYは、しばらくの間、テスラの世界的な販売台数の大半を占めており、テスラが保有する他の2つの車両(モデルSとモデルX)よりも多くのデータをニューラルネットワークに提供していることになります。

Dojoの開発が始まってしばらく経った今、カルパシー氏は、テスラがデータの消費と保存に使用しているスーパーコンピュータの詳細を発表しました。発表会のスライドには、その仕様の詳細が記載されています。

  • 8x A100 80GBの720ノード(合計5760個のGPU)
  • 1.8EFLOPS(エクタFLOPS)(720ノード X 312 TFLOPS-FP16-A100 X 8 GPU/ノード)
  • 10 PB(ペタバイト)の「ホットティア」NVMEストレージ @ 1.6 TBps
  • 総スイッチング容量640Tbps
Credit: Yarrow B. | YouTube

カルパシー氏はプレゼンテーションの中で、これらのスペックにより「世界でおよそ5番目のスーパーコンピュータ」になると述べました。

現在、Dojoはまだリリースされておらず、カルパシー氏は、テスラをレベル5の完全自動運転に近づけるであろう製品の進捗状況や細かな点について、これ以上のコメントをしようとはしませんでした。しかし、今後数ヶ月のうちに詳細が明らかになるはずです。テスラは最初にDojoの話をして以来、2021年というタイムフレームを堅持してきましたが、2021年第2四半期または第3四半期の決算発表会で、より詳細な情報を提供してくれることを期待しています。

カルパシー氏のプレゼンテーションの全文は、以下でご覧いただけます。

この記事はこのサイトこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

1ヶ月内外ということは2ヶ月後くらいですかね。

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