VWは2025年までにテスラを追い抜くことを目指し、EVシフトを加速

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Credit: VW / Tesla
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新CEOが就任しても、フォルクスワーゲンは世界最大の電気自動車メーカーになることを目指しています。

ポルシェの最高経営責任者でもあり、ヘルベト・ディース氏の退任後のフォルクスワーゲンの新CEOでもあるオリバー・ブルーム氏は、電動化に向けた現在の目標を維持し、可能であればそのペースを上げていきたいと発表しました。新CEOは、EVへの移行が可能な限り持続可能で、かつその過程で大きな損失が生じないような適切な速度を見つける必要があると報告しています。

ロイター通信によると、ブルーム氏は最近リスボンで開かれたVWのグローバル・トップ・マネージャーの会議で、次のように述べたということです。

「私はe-モビリティのファンであり、この道を支持する。現在のペースを維持しつつ、可能な限りペースを上げていく。」

6月に取り上げたあるレポートでは、フォルクスワーゲンが今後1年半でEVの販売台数でテスラを追い抜くと示唆しましたが、これまでの数字を見るとこの予想には非常に楽観的な印象があります。2022年のEV販売台数は約80万台、そして2023年には130万台と予想されており、VWはテスラとの差を確実に縮め、2022年の納車台数は年間で50パーセント増の成長を予測しています。

つまり、テスラは今年、VWのほぼ2倍となる150万台のEVを販売し、2023年も同様の成長率を維持すれば、来年は200万台を大きく超える販売を容易にこなすと予想されます。このアメリカというか世界最大の電気自動車メーカーは世界中に工場をどんどん建設しており、このペースが緩むようなことにはならないという状況です。しかし、VW前CEOのヘルベルト・ディース氏によれば、これほど多くの新工場を建設すれば、かえってテスラを弱体化させることになる、ということです。

フォルクスワーゲンは、ライバルよりも早くEVへのシフトを受け入れるためにビジネスモデルを微調整することに関しては、他のメーカーよりもまだうまくいっており、その証拠に、販売台数だけでなく、EVを大量に販売して利益を出すことができている数少ない既存自動車メーカーンなのです。

とはいえ、2025年までにテスラを超えるという前CEOの目標が達成されるかどうかはまだ議論の余地があるのも事実です。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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