テスラ、モデルYの自動運転コンピュータのアップグレードと、新たなキャンペーンを開始

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今回、テスラは日本市場での需要テコ入れのためモデルYのアップグレードと、新しい試みとして対象車種を限定してCEV補助金を補う20万円の補助サポートキャンペーンを開始しました。

モデルYのアップグレード

HW4(ハードウェア4.0)

まず、最も大きな変更点はモデルYに関してHW4(ハードウェア4.0)というこれまでのHW3(ハードウェア3.0)からもう一段進化した運転支援システムを導入するということです。実はこのアップグレードは既に中国市場では実施されていましたが、ようやく日本に輸入されるモデルYも最新のHW4が搭載されることになります。

このHW4は、FSDやオートパイロットといった自動運転に必要となるシステムを指します。従来型のHW3では、自動運転の実現にカメラだけでなく各種センサー類を活用して実現していました。この方針をイーロン・マスクCEOが「テスラ・ビジョン」方式と呼ぶあくまでカメラ映像だけで自動運転を実現しようとするハードウェアセットになります。

つまり、逆から言うと従来型のモデルYに備えられていた各種センサー(レーダーや超音波センサー)を排除し、性能を高めた高精細な8つのカメラとニューラルネットワークで訓練されたソフトウェアだけで自動運転を実現することをめざしています。最近FSD(Full Self-Driving)の性能が格段に上がり、米国では、既存のユーザー含めて「監修型」FSDの1か月無料トライアルを開始した事などを考えると「自信の表れ」なのかもしれません。

新しい塗装色

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クイックシルバーのモデルY
Credit:Tesla

これまで、当初は欧州ギガベルリン工場の特別塗装オプションとして提供され、その後、ギガ上海製の中国市場でも展開されていた新色「クイックシルバー」のオプション提供(269,000円)がモデルY限定で始まりました。

また、これに加えて「ステルスグレー」(189,000円)と「ウルトラレッド」(269,000円)という灰色と赤色の2色が日本市場ではじめて導入されています。これらの新色は既に北米、欧州、中国で提供が始まっていたものが日本市場にも導入されたということになります。

新たな補助金キャンペーン

次に、テスラジャパンとしてはこれまでで初めての試みとなる日本国内限定の国のEV補助金(CEV補助金)に呼応した施策になります。2024年度からEVに対する補助金は、それまでの車種別に定められていたものから、充電設備の充実など事業者の取り組みも評価されるようになり、その結果補助金額は13~85万円と幅を持って設定されています。

そしてテスラなのですが、昨年度までの一律65万円の補助金ではなくモデル3ロングレンジAWDだけが85万円、それ以外のモデルY、モデル3の各グレードは65万円、モデルS、モデルXに関しては52万円と車種によって、補助額が違う状況となっています。

この状況を受けて、テスラでは補助金額が65万円のモデルに対して「2か月以内の納車を条件に」20万円の補助金サポート(テスラ独自の補助金)を実施するキャンペーンを開始しています。この結果、オンライン価格で5,637,000円のモデルY RWDであれば実質4,787,000円で購入できることになります。同じく最も安価なモデル3 RWDの実質価格は4,763,000円となります。

先ほどのようにHW4へのアップグレードを含めて実質値下げという状況なので、お得な状況といえますし、このキャンペーンも突然始まったので、いつまで続くかわかりません。加えて、モデルYの次期バージョンいわゆる「プロジェクト・ジュニパー」については、当初2024年内にも販売開始との話もありましたが、最新の動向では2024年中の発売は見通せない状況です。

テスラの最新モデルであるサイバートラックでもHW4を搭載していますので、今回のモデルYのアップグレードでハードウェアの寿命もそれほど短くないと予想されます。

また、最近のテスラの価格戦略は、これまでのダイナミックな突然の値下げや値上げを繰り返すのではなく、「値上げ予告」と実際の値上げの実施などの手法とこうした実質値下げのようなキャンペーンの組み合わせで、リセールバリューを安定化させるような戦略が明らかになっています。

こうしたことからも、今回地味に見えて非常に重要なHW4へのアップグレードを施されたモデルYはお買い得といえるでしょう。

テスラの場合、購入の際にはオンラインでポチるだけですので、5分もかかりませんので。

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