2024年第1四半期、テスラの成長ペースは冷え込む一方、新たな競合が台頭してきているようです。
三大市場でのシェア低下
2024年第1四半期におけるテスラのEV販売台数の低迷は、テスラの世界市場シェアを低下させました。
テスラが2024年第1四半期決算報告で強調した業界データ(12カ月間)によると、米国/カナダ(合算)のテスラの市場シェアは、2023年末のピーク時の4%からわずかに減少しました。掲載されたグラフから推測すると、現在の数字は3.8%程度のようです。テスラは欧州でもシェアを維持できませんでしたが、その減少幅は非常に小さいようです。2.8%程度のシェアで安定していると言う人もいるかもしれません。
テスラにとって3番目に重要な市場である中国では、テスラのシェアはわずかに減少し、2.3%程度となっています。
最近の市場シェアの減少(12ヶ月間)は、テスラが困難に遭遇していることを示しています。新たな値下げを適用しているにもかかわらず、販売台数は思うように伸びていません。市場シェアの落ち込みは過去にも記録されているので、2024年の後半か2025年には状況が改善するかもしれません。
2023年の成長率よりも著しく低下する可能性
テスラは先日の決算説明会で以下のような以前の説明を繰り返しました。
「最初の成長の波はモデル3およびモデルYプラットフォームのグローバル展開で始まり、次の成長の波は自動運転の進化と次世代プラットフォームを含む新製品の投入で始まると考えています。2024年には、次世代車両やその他の製品の立ち上げにチームが取り組むため、当社の車両販売台数の成長率は、2023年に達成した成長率よりも著しく低下する可能性があります。」
中でも興味深いのは、テスラが将来の車両ラインナップを更新し、「以前お伝えした2025年後半の生産開始に先駆けて、新モデルの投入を加速する」ことを決定したことです。
より手頃な価格のモデルを含む新しいテスラの電気自動車が登場し、一部は次世代プラットフォームをベースとし、一部は現行プラットフォームをベースとする予定です。新しいEVも、生産台数は増えるものの、同じ製造ラインで生産されます。同社は、現在の年間生産台数200万台未満に対し、2025年には製造キャパシティが300万台になる可能性に言及しています。
2008年以降、テスラは世界で累計600万台以上の電気自動車を生産・販売しています。
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