テスラ モデルYがその地位を維持し、2024年3月に欧州で最も売れたクルマになりました。この電気自動車SUVは、フォルクスワーゲン・ゴルフやダチア・サンデロなど、同地域で人気の高い競合車をすべて上回りました。
電気自動車は減少に転じる
JATOダイナミクス社によると、電気自動車の販売台数は減少に転じています。一方、プラグインハイブリッド車の人気は高まっています。2024年1月から3月までのハイブリッド車の登録台数は合計382,700台で、四半期別登録台数としては2021年以降で最高を記録しました。テスラの2024年第1四半期決算説明会では、イーロン・マスク氏もこの傾向に言及しました。
欧州におけるテスラの販売台数は、ハイブリッド車の人気の高まりによって弱体化しています。電気自動車市場における同メーカーのシェアは、2023年3月の27.3%から今年同期には19.9%にまで低下しました。にもかかわらず、同社はモデルYを26,847台販売することができました。これはフォルクスワーゲン・ゴルフより1,000台以上多い。2位のVWゴルフは25,779台となっています。
ハイブリッドが増加
JATOダイナミクス社のグローバルアナリスト、フェリペ・ムノス氏は次のように述べています。
「新車の平均価格はまだ法外に高く、消費者がガソリン車やディーゼル車から電気モデルへのシフトを躊躇するのは当然です。」
アナリストは、プラグインハイブリッドの販売台数が2023年第1四半期と比較して18％増加していることを指摘しています。ムノス氏によると、ハイブリッド車は、従来の充電ステーションでガソリンを充填することもできるため、消費者はハイブリッド車に慣れているとのことです。
「消費者はハイブリッド車に慣れ親しんでいます。多くのドライバーにとって、ハイブリッド車は最良の選択肢です。購入時点でEVよりも安く、多くの市場には存在しない公共の充電インフラに依存することもありません。」
ハイブリッド車の人気が高まっているにもかかわらず、テスラも電気自動車市場をリードしています。欧州では3月に合計39,000台が登録されました。2位はBMW、3位はボルボ。欧州で3月に登録された全車種合計の台数は137万7541台となっています。
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