テスラは、ヒト型ロボット「オプティマス」の新しいビデオを公開し、バッテリーセルの選別、散歩、その他の工場作業を行う能力を披露しました。
工場内での作業
5月5日日曜日にオプティマスのXアカウントに投稿された動画では、このヒト型ロボットがエンド・ツー・エンドのニューラルネットワークを使用して、4680バッテリーセルの仕分けを含む基本的な工場作業を行う様子が紹介されています。ビデオでは、ロボットが自律的に作業を行う能力を強調しています。
ビデオによると、オプティマスのロボットはカメラ、手の触覚センサー、パワーセンサーを使って周囲のデータを収集します。テスラによると、このロボットはすでに同社のある工場でテストされており、オプティマスの改良が進むにつれて人間の介入は減少していくとのことです。
ビデオでは、バッテリーセルの選別やテスラの工場でのテストに加え、オプティマスのロボットがこれまで以上に遠くまで歩けるようになったことが見て取れます。
テスラ・オプティマスXのアカウントに投稿されたティーザー・ビデオの全編は以下からご覧いただけます。
Trying to be useful lately! pic.twitter.com/TlPF9YB61W
— Tesla Optimus (@Tesla_Optimus) May 5, 2024
2025年末までにオプティマスを販売
テスラは数ヶ月ごとにオプティマスのアップデートを公開しており、歩行速度の向上やタスク実行時の精度の向上など、大きな進歩を示してきました。テスラはこれまで、洗濯物を畳んだり、自律的に物を分類したり、ヨガのような身体的な動きをするロボットの能力を披露してきました。マスク氏は12月、このロボットが1年以内に針に糸を通すことができるようになるとも述べています。
先週行われたテスラの2024年第1四半期決算説明会で、イーロン・マスク氏はオプティマスがすでに工場での作業をこなしており、これからもっと広範に使われるようになる見込みであることを強調しました。同氏によると、テスラは今年末までにオプティマスのユニットが工場でさまざまな有用な作業を行うことを期待しており、2025年末までにオプティマスを販売することを目指しています。
マスク氏は今年3月、オプティマスの価格は最終的に25,000ドルか30,000ドル以下になるだろうとも述べ、生産コストは「自動車の半分以下」になるとの見通しを指摘しています。
ヒューマノイドロボットでは単位質量あたりの複雑さははるかに（車より）多くなりますが、それでも車の半分以下のコストで済むと思います。
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