韓国ヒョンデがEVシフトを加速、エンジン部品の2工場を閉鎖へ

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2023 Hyundai IONIQ 5
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韓国最大の自動車メーカー、現代(ヒョンデ)は、需要が拡大し続けるEVへのシフトを加速していくようです。ヒョンデは、内燃機関自動車からの市場移行に伴い、2つのエンジン部品工場の操業を停止すると発表しました。

EVシフトで記録的な業績

先月、過去最高の輸出台数を記録したヒョンデは、EVへのシフトを加速しています。ヒョンデの輸出台数は前年同月比で30%近く急増し、記録的な業績を達成しています。

ヒョンデは、この伸びを電気モデルの人気上昇によるものだと評価しており、E-GMPプラットフォームをベースとした新型EVが販売台数の増加に貢献しています。電動SUVのIONIQ 5、IONIQ 6、起亜EV6などの専用EVがこの成長の大きな理由ということです。

同社は、世界のEV市場における確固たる地位の確保に向け、同社の電気自動車モデルが「大きな役割を果たしている」と述べています。米国では、ヒョンデ/起亜の今年11月の販売台数が過去最高を記録し、前年から16カ月連続の伸びを示しています。

米国における新車登録データによると、ヒョンデ/起亜の米国EV販売台数は、第3四半期のテスラに次いで第2位となりました。ヒョンデ、起亜は市場の7.5%のシェアを占め、GM(5.9%)、フォード(5.5%)を上回りました。

ヒョンデのEVは製造やバッテリーが韓国のため、米国における事実上の補助金となる7500ドルのEV税額控除の対象外にもかかわらず、この販売台数の増加です。

EVシフトを急ピッチで推進

ヒョンデは先月、蔚山で15億ドルの大規模なEV専用工場を着工しました。蔚山コンビナートはヒョンデグループ最大の生産拠点で、2026年に量産が開始されれば、新工場は年間20万台のEVを生産できるようになる予定とのことです。同社は、蔚山は「電動化の時代における将来の成長の基礎を築く」と発表しています。

2024 Hyundai IONIQ 6 SE

また、ロイター通信の新しい報道によると、ヒョンデはEVへのシフトを加速させるため、同地域にある2つのエンジン部品工場の操業を来年停止するとのことです。これらのエンジン部品工場は1991年から操業していますが、今回の報告書によると、来年1月と10月に閉鎖される予定ということです。

ヒョンデの広報担当者によると、この措置の対応として当面はエンジン部品製造の一部を外注することを検討しているとのことです。

Hyundai IONIQ 7

複数の既存自動車メーカーが電気自動車への移行を遅らせている中、ヒョンデはこのEV移行を加速していますが、ヒョンデはおそらく自動車業界の方向性を見て、先手を打ちたいのです。ヒョンデは、2030年までに世界トップ3のEV生産者になることを目指し、合計31の電動モデルを保有しています。

ヒョンデは来年、初の3列シート電動SUV「ヒョンデIONIQ 7」を発表し、新たな市場に進出する予定です。また、IONIQ 5の下に位置する廉価なIONIQ 2 EVも開発中と報じられています。新しいEVモデルを主要市場に投入するヒョンデは、今後数年間は特に注目のブランドとなるでしょう。

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