先日その写真撮影が目撃されていた韓国ヒョンデの米国およびカナダにおける新型またはリフレッシュされたEVモデルには、NACS充電ポートが装備される事になるようです。
2024年後半からNACS対応
ヒョンデは、2024年後半からテスラの北米充電規格(NACS)に切り替えることを発表した最新の大手自動車メーカーとなりました。
ヒョンデは2023年10月5日、2024年第4四半期から米国の新車またはリフレッシュ版の電気自動車にNACS充電ポートのみを搭載すると発表しました。これにより、NACSコネクターを搭載したヒョンデのEVは、米国、カナダ、メキシコ全域で12,000台以上のテスラ・スーパーチャージャーを利用できるようになります。従って、ヒョンデのEV顧客は、現在利用可能なDC急速充電ネットワークの規模を実質的に2倍に拡大することになります。
ヒョンデ・モーター・ノース・アメリカの社長兼最高経営責任者(CEO)であるホセ・ムニョスは、次のように述べています。
「テスラとの提携は、お客様に卓越したEV体験を提供するという当社のコミットメントにおいて、新たなマイルストーンとなります。この新たな提携は、ヒュンダイのEVオーナーに便利な充電の自信を提供し、北米全域で少なくとも30,000カ所のステーションを持つ、新しいハイパワー充電ネットワークを構築を補完するものです。」
ヒョンデによると、テスラのスーパーチャージャー・ネットワークは、ヒョンデIONIQ 5、IONIQ 6、および次期IONIQ 7を含むE-GMP(Electric-Global Modular Platform)車の超高速充電速度を完全にサポートするとのことです。
北米はNACS一色
現在のCCSポートを備えた既存および将来のヒョンデ製EVの所有者は、2025年第1四半期からテスラ・スーパーチャージャー・ネットワークにアクセスできるようになり、ヒョンデはこれらの顧客にアダプターを提供します。この韓国の自動車メーカーは、CCS充電器でNACS搭載車を充電するためのアダプターも提供すると発表しました。
テスラの充電担当シニア・ディレクターであるレベッカ・ティヌッチ氏は、以下のように語っています。
「スーパーチャージャー・ネットワークを他社の電気自動車にも開放することは、持続可能なエネルギーへの世界の移行を加速させるという我々の使命を直接支援するものです。ヒョンデを北米充電規格の最新の採用者として歓迎できることを誇りに思います。」
テスラとの契約に加え、ヒョンデは世界有数のグローバル自動車メーカー6社と提携し、北米で少なくとも3万基の充電器を備えた新しい高出力充電ネットワークを開発します。この新しいネットワークの最初の米国ステーションは2024年夏に開設される予定で、カナダも後に続く予定とされています。
多くのサードパーティ企業が提供する乏しい充電体験がEV普及の障壁となっていることに嫌気がさし、代わりにテスラと提携する自動車メーカーが増えています。テスラのスーパーチャージャー・ネットワークは、最大かつ間違いなく最高の充電エコシステムとみなされており、非常に野心的なEV計画を持つヒョンデは、顧客にさらに多くの充電利便性を提供しようとしています。
また、NACSの採用によりか非常に大きくて重いCCSよりもはるかにスリムで軽量なプラグを使用できるようになるということです。さらに、米国自動車技術者協会は、テスラのNACSコネクタの設計を真の標準にする過程にあり、NACSは現在、北米におけるEV充電の未来にますます近づいています。
ヒョンデ社は、フォード、ゼネラルモーターズ、リヴィアン、ボルボ・カーズ、ポールスター、メルセデス・ベンツ、日産、インフィニティ、ジャガー、ホンダ、アキュラ、フィスカー、アプテラに続き、テスラのNACS充電ポートを採用した最新の自動車メーカーです。ヒョンデ・モーター・グループの子会社である起亜とジェネシスからも、同様の発表が近いうちに行われるでしょう。
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