米国はEVの普及で他の国より大幅に出遅れ、ブルームバーグのレポート

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電気自動車は、米国よりも他の国々で急速に普及しています。

昨年EVの市場シェアは18%

EVの導入が早ければ早いほど、私たちはEVからより多くの利益を得ることができます。ブルームバーグNEFの新しいレポートによると、2023年第4四半期に世界で440万台が販売され、2023年累計では世界中で合計1,370万台の電気自動車が販売されていると主張しています。

これは、昨年の世界の乗用車販売台数の18%に相当します。下のグラフからわかるように、中国はEV普及で圧倒的にリードしており、北米はまだEVにおいては小さな市場にすぎません。

世界の地域別EV販売の成長

特に米国では、昨年約130万台のEVがアメリカで販売され、EV普及率はおよそ9%でした。この市場シェアは世界の約半分です。しかしながら、7%にわずかに届かなかった前年からは大幅に上昇しています。

ブルームバーグNEFは今年、世界で1,600万台以上のEVが導入されると予測しています。最近のニュース記事では「EVが減速している」という見出しが多いですが、それは成長率が減速しているのです。EVの成長はまだ続いており、自動車産業における世界的な普及率は今年20%を超える見込みです。

米国における普及阻害の要因

米国はEVの普及が遅れています。それは避けられません。テスラはありますが、中国や欧州で成功を収めているようなEVモデルはありません。それは主に保護主義的な法律があるためです。これらの法律は、米国でEVを製造するための多額の外国投資をもたらしました。

クリーンな電気と組み合わせた電気自動車への移行が早ければ早いほど、電気自動車から得られる恩恵は大きくなります。気候変動がもたらす潜在的な影響の軽減は、人によっては理解しにくく、また信じがたいものであることは承知していますが、大気汚染削減のメリットはもっと明確なはずです。

エネルギー・大気浄化研究センターによると、2019年現在、大気汚染は米国の年間GDPの約5%を占めると推定されています。この大気汚染を減らすと、医療システムの多くを解放する有益な連鎖効果が想定されます。

自動車産業が米国における製造業の最後の砦の1つであり、それを維持することが重要であることは理解しています。それゆえに保護主義的な取り組みが行われているのですが、よりクリーンな空気がもたらす素晴らしい恩恵とのバランスを取ることが重要だと思います。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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