テスラの空売りは、先週の決算発表以来、多額の損失を出しています。それ以来、株価は34％以上も急騰しています。
中国でのFSD
テスラ株は先週、テスラが新車ラインアップの計画を加速させると発表したことで、まず爆発的に上昇しました。テスラは決算がコンセンサスを下回ったものの、電話会見ではポジティブな要素が多く、投資家は圧倒的に強気と見ていたようです。
しかし4月29日（月）、テスラが中国から完全自動運転（FSD）の暫定的な認可を得たことで、株価は急激な上昇を続け、株価はこの日だけで14％以上上昇する結果となりました。
55億ドルの評価損
投資家はテスラ株の上昇トレンド継続の見通しに歓喜していますが、空売り筋はそうではありません。テスラとイーロン・マスク最高経営責任者（CEO）に対する懐疑論者は、過去数日間の株価急騰で約55億ドルの損失が出ている状況です。
分析会社のS3パートナーズは、先週の上昇以来、テスラの空売り筋の損失を追跡しています。今日の急騰だけで、空売り筋は29億3000万ドルの損失を出しました。先週の上昇でも、ここまでの月間では利益が出ていました。
一方で年間では、空売りはまだ増加しています。S3によると、テスラ株は年間約20％下落しているため、彼らはまだ40億ドル以上の利益を計上しています。S3のデータベースでは、テスラはエヌビディアとマイクロソフトに次いで3番目に大きな空売り先となっています。
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