テスラセミのプロトタイプとサイバートラックのプロトタイプの前面に、巨大な新しいライダーセンサーが搭載されているのが目撃されました。これは、これらの新車に搭載されるオートパイロット/自動運転センサー群のデータ確認用と思われます。
LiDARとはLight Detection and Rangingの略で、レーザーで対象物を照準し、反射光が受信機に戻るまでの時間を測定することで距離を求める方法です。
テスラはこのLiDARを使う方法とは異なるアプローチで、カメラ映像のみを使ったテスラビジョン方式に賭けています。
イーロン・マスク氏は、LiDAR技術は誇張されすぎているとしばしば発言し、完全な自動運転の実現には邪魔な存在であるとさえ述べています。
しかし、テスラは今でもオートパイロットと自動運転の取り組みにこのLiDARを実験的に使用していますが、それは実際の車両に搭載されているセンサー群には含まれていません。テスラはLiDARセンサーをプロトタイプに搭載し、自社製センサーの正確性検証に利用しているのです。
このLiDARを搭載した車両のプロトタイプが目撃された後、テスラがLiDARを使用しているという噂が流れたとき、同社は以下のようにコメントしました。
テスラが自動運転用ハードウェア群の一部としてLiDARの使用を計画しているのではないかという件は、基本的に事実ではありません。私たちは、カメラ、ソナー、レーダーシステムを校正するために、自社の技術を他のセンサーと定期的にテストしています。
こうしたプロトタイプについて興味深いのは、テスラが新しいセンサーや新しい車両をテストしているときに、しばしば目撃されることです。
今回、テスラセミ電気トラックがXenomatiX製のソリッドステート・ライダーを搭載してパロアルト周辺を走行しているのが目撃されました。
テスラがこのクラス8電動トレーラー「テスラセミ」の量産車を発表し、12月に納車を開始した際、テスラがこの電動トレーラーに他のテスラの車両と同じようなオートパイロットや自動運転技術を搭載することについて、一言も触れませんでした。
しかし、12月にペプシに納車されたテスラセミにはオートパイロットのカメラが搭載されています。今回のセミのプロトタイプは、テスラがテスラセミのカメラとセンサー一式をテストしていることを示すものです。
さらに、ツイッターで@dad_uffは、テスラが同じライダーセンサーを搭載したサイバートラックをテストしているのを目撃しています。
このプロトタイプはまた、多くの追加センサーを備えており、これらはすべてサイバートラックの実際のセンサーの正確性検証のためと思われます。
テスラが今夏の生産開始に向けてベータ版サイバートラックのプロトタイプを準備していることから、このセンサーをテストする状況は生産に向けて順調に進んでいる証でしょう。
この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。
テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。
▼▼テスラ 紹介コード は以下から▼▼
人気記事
新着記事
※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。