テスラ、自動運転機能実現への懸念で来月から車に新型高解像度レーダーを追加

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テスラは米連邦通信委員会(FCC)に対し、来月から新しいレーダーを市場に投入する予定であることを明らかにしました。この動きは、約束された自動運転機能を実現するために、同社の既存のハードウェアスイートに対する潜在的に必要とされる機能・性能についての懸念をさらに高めるものです。

2016年以来、テスラは今後生産されるすべての車両が、将来のソフトウェアアップデートで完全自動運転を実現するために「必要なハードウェアをすべて備えている」と主張してきました。今回、それが事実でないことが判明したということになります。

テスラはすでに初期の車両で完全自動運転を実現するために車載コンピューターとカメラをアップグレードする必要があり、いまだに自動運転機能を実現できていないのが現状です。完全自動運転(FSD)ソフトウェアはまだベータ版であり、完全な自律走行は実現できていません。そのため、ハードウェアのアップグレードが必要なケースだけでなく、いくつかのハードウェアを取り外すこともありました。最初は前方のレーダー、最近では超音波センサーです。

これはカメラ映像だけで自動運転を実現しようとする「テスラビジョン」の一環で、この機能を実現するためには、情報を入力するデバイスをカメラだけにするのがベストだと考えているからです。道路は、人間が視覚(目)と生体神経網(脳)を使って車を操作するように設計されているという理屈です。テスラは、それを再現するには、目の代わりにカメラ、脳の代わりにコンピュータ上で動作するニューラルネットが最適だと考えています。

テスラモデルS

同社は昨年、車両に搭載されていたレーダーを撤去し、今年の10月には超音波センサーを撤去しました。

それだけに、今年初め、テスラが新たなレーダーを車両に搭載するために米連邦通信委員会(FCC)に申請したことが報じられときは驚きました。FCCは、新型レーダーの詳細を公表しないために、テスラに機密扱いを認めていたのです。その機密扱いの期限は一般に6カ月で、明日に迫っていたのですが、テスラは延長を申請してきました。

@greentheonly
テスラがHD(高解像度)レーダーのドキュメントで短期間の機密保持延長を要求している、1月中旬に市場投入されるからだ。コードに見られるこの件に関するヒントはありますか?

この要請の中でテスラは「1月中旬」に新デバイスの販売を開始する予定であることを認めています。テスラのCEOイーロン・マスク氏は、テスラがレーダーの使用を中止した後の昨年6月、私たちに以下のように説明しています。

「安全の確率は、ビジョン(カメラ映像)+レーダーよりも純粋なビジョン(ピュア・ビジョン:純粋にカメラ映像だけ)の方が高くなり、低くなることはないでしょう。ビジョンが非常に良くなったので、レーダーは実際に信号/ノイズを減らすことができます。」

しかし、マスクCEOはテスラが「非常に高い解像度のレーダーを持っていれば、まだレーダーを使うかもしれない」とも付け加えました。

「非常に高い解像度のレーダーがあれば、ピュアビジョン方式よりも優れていますが、そのようなレーダーは存在しません。つまり、高解像度レーダーによる視覚は、純粋な視覚よりも優れているはずです。」

確かにテスラがそれに取り組んでいる気配はありました。以前、テスラが従来のレーダーの2倍の範囲を持つ新しい「4D」画像レーダーを追加しようとしている噂が有ったのは事実です。

先週末には、新しいオートパイロット/完全自動運転のハードウェアスイートを搭載する可能性のあるテスラモデル3のリフレッシュ版プロトタイプに関する目撃情報も報告しました。

テスラは、より高解像度なレーダーを車に搭載する準備を進めており、モデル3のプロトタイプをベースにした全く新しいセンサー群を搭載する可能性があるようです。テスラが以前モデルSで導入した車内レーダーを指している可能性もありますが、アプリケーションが「HDレーダー」について話していることを考えると、運転支援機能用である可能性が高そうです。

テスラは常にオートパイロット/自動運転のハードウェアを改良し続けるつもりだったので、今回のことは何も問題ないのですが、それでもテスラが現在のハードウェアで約束した自動運転機能を実現できないのではないかという懸念が高まっていることに変わりはありません。なので、テスラが来月、能力を向上させるだけの新しい自動運転ハードウェア群を発表する可能性もありのですが、一方でテスラは現在のハードウェアで自動運転を実現するつもりだと考えられます。

しかしテスラがすでに何度か自動運転について間違っていたことを考えると、今回はまだまだ懸念の可能性があると思います。現在のクルマで実現できるのかどうか、間違っているかもしれません。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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