テスラは、「テスラビジョン」(かつてはピュアビジョンとも称されていた)と呼ばれるレーダーを一切利用しないカメラ映像のみを利用する自動運転オートパイロットを、新たに日本、オーストラリア、ニュージーランドの3つの地域に拡大しました。
テスラは2021年5月、レーダーを排除しカメラ映像だけを利用するオートパイロット機能である「テスラビジョン」を搭載したモデル3およびモデルYの出荷を開始しました。
いくつかのアクティブセーフティ対策を特徴とするテスラのオートパイロットとフルセルフドライビングスイート(FSD:完全自動運転)は、完全にカメラとスーパーコンピューターによるニューラルネットの計算で動いています。イーロン・マスクCEOが2021年第1四半期の決算説明会で述べたように、テスラは常にこの方式を展開していくことを計画していました。
「8台のカメラを持っているということは、後頭部と頭の横に目があり、前方を見る焦点距離の異なる3つの目を持っているようなものだから、人間よりも性能よく機能します。そして、それを超人的なスピードで処理するのです。(カメラ映像だけの)「ピュアビジョン」ソリューションがあれば、普通の人よりも劇的に安全な自動車を作ることができるのは間違いありません。」
テスラは現在、日本、オーストラリアとニュージーランド市場向けに2022年6月から製造されるモデル3とモデルYの両車両を、カメラベースのテスラビジョンに移行したことを明らかにしています。
「私たちは、カメラベースのオートパイロットシステムであるテスラビジョンへの移行を継続しています。オーストラリア市場向けに2022年6月から製造されるモデル3およびモデルY車両は現在、テスラの高度なカメラ群とニューラルネット処理に依存してオートパイロットと関連機能を提供する当社のカメラベースのテスラビジョンを利用しています。」
とテスラ社は投稿し、これはレディットのr/TeslaMotorsのメンバーによって最初に共有されたものです。
テスラははじめのうちは、このテスラビジョンへの移行に際して機能を制限するということです。オートステアリングの速度は最大140km/hに制限され、前車との追従距離は通常よりわずかに遠くなる予定です。テスラは、最大限の安全性を確保するために、日常的に新機能を制限して導入しています。テスラは、昨年、米国、メキシコ、カナダでピュアビジョンを展開する際にも、今年初めに欧州と中東の市場で展開する際にも、同様の注意事項を付け足しました。
テスラは2月にモデルSとモデルXをピュアビジョンのラインアップに加えましたが、これは北米のみです。
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