これは、8歳から12歳のお子様向けの電動ATV(4輪バギー)です。
米国で事実上の販売禁止から1年
米国テキサス州オースティンを拠点とするEVメーカーであるテスラは、ウェブサイトを更新し、オンラインショップにこの子供用電動レジャー四輪車を追加しました。

消費者製品安全委員会(CPSC)が「全地形対応車(ATV)の連邦安全基準違反と傷害の危険性」を指摘し、米国で事実上販売禁止となってから約1年が経過したタイミングでのことです。
欧州向けの子供向けサイバークワッドは、中国で販売されているものと似ており、同じ350ワットのリアモーターと188Whのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。しかし、両者にはいくつかの違いがあり、まず最大許容重量は68キログラムで、中国市場のものより18キログラム重い車体となっています。



最高速度は時速13キロで、時速16キロの中国版ATVより遅い仕様になっています。テスラのウェブサイトによると、欧州仕様の航続距離は19kmと推定されているのに対し、中国仕様はフル充電で13kmしか走行できないとのことです。
また、時速6キロと時速13キロの2段階の速度設定が可能で、このサイバークワッドは時速6キロまで逆走が可能のようです。
大人用は未定
テスラによると、このATVはフル・スチール・フレーム、クッション・シート、リア・サスペンションのほか、リア・ディスク・ブレーキ、フロントとリアにLEDライト・バーを備えており、2019年のサイバートラックの初公開時にサプライズ登場したものの、生産には至らなかった大人向けのクワッドに似ているとのことです。
欧州では、サイバークワッド・フォー・キッズの価格は1,990ユーロ(約32万円)で、発送には約2〜4週間かかる見込みとのことです。これは、昨年10月にリコールされる前に1,900ドルで販売されていた米国版と同じような価格です。
CPSCによると、この電動四輪車は、機械式サスペンションや最大タイヤ空気圧を含む、青少年用ATVの連邦義務安全要件に準拠しておらず、承認されたATV行動計画も欠いていたとのことで、かつて米国では販売禁止に至りました。
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