テスラの完全自動運転完成の「最後のピース」について語る、イーロン・マスクCEO

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テスラCEOのイーロン・マスク氏は、同社の完全自動運転スイートFSDを実現完成するための「最後のピース」について語りました。

今年こそ本当に完成?

マスクCEOは何年も前から、テスラは完全自動運転の完全版のリリースに近づいていると主張してきており、2023年も同様です。今年に入り、マスク氏はテスラが今年中にFSDを解決すると何度も発言しています。

3月には、モルガン・スタンレー社とのカンファレンスで、次世代車は「ほぼ完全に自動運転モード」で動作する見込みだと発言し、翌4月には、2023年第1四半期決算説明会の後、以下のように発言しています。

「ベータ版を試している人たちのために言うと、完成版リリースまでの間に2歩進んで1歩下がるようなことが少しあるでしょう。しかし、トレンドは明らかに完全自動運転実現に向かっています。このようなことを言うのはためらわれますが、今年中には実現すると思います。そういうことです。」

そして6月には、フランスのパリで開催されたVivaTechカンファレンスでも以下のように語っています。

「以前にも言ったことがありますが、自動運転はすぐに解決すると思います。」

多くの人がテスラの完全自動運転に懐疑的なままであることは理解できますが、FSDベータ版を使用しているオーナーは、その経験を肯定的に話し続けています。批判がある一方で、テスラはFSD機能の改善に積極的に取り組み続けています。

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https://youtu.be/NULF-cqUrag

FSD最後のピース

また、テスラが正しい方向に進んでいることを示すものとして、この技術の採用に関心を持つ人もいます。マスク氏は直近の決算説明会で、テスラは主要な自動車メーカーとライセンス供給の初期段階の話し合いを進めていると述べたここともあり、多くのテスラファンはそれがフォードだと推測していますが、これは憶測に過ぎません。

マスク氏は、テスラがスイートルームの解決に近づいていると確信しており、昨晩のツイートで、「車両コントロールは、テスラFSDのAIパズルの最後のピース」と述べました。

「車両コントロールはテスラFSD AIパズルの最後のピースです。これにより、30万行を超えるC++制御コードが2桁も削減されます。これを書いている今はトレーニング中です。私たちの進歩は現在、エンジニアリングの制約ではなく、計算能力の制約なのです。」

テスラが求めているレベルの車両コントロールは、FSDを解決する大きな要因になるでしょう。同社のニューラルネットワークによって常に訓練され、運転行動の改善に役立っています。しかし、「30万行を超えるC++のコントロールコードを〜2桁書き換える」のに役立つデータが急ピッチで入ってきているものの、マスク氏はFSDの解決はマンパワーに関する問題ではないと主張しているのです。

代わりに、FSDの進歩はトレーニングの計算(能力の)制約であると述べました。

マスク氏は、以前テスラのスーパーコンピューターDojoが本格稼働開始する可能性を示唆しました。彼は6月にも、Dojoが「数カ月前からオンラインになり、有用なタスクを実行している」と述べています。

Dojoは、同社の車から実際の運転状況を効率的な方法で処理するのに役立つとされるFSDの開発における継続的な成長と進歩を担当する予定です。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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