電気自動車メーカー上位20社の最近のリストを見ると、多くの既存大手自動車ブランドがいかに遅れているかがよく分かります。
Redditのu/SoulReddit13がまとめたリストは、世界の電動自動車メーカーランキング上位20社を示しているものです。このPHEV(プラグインハイブリッド車)が含まれたリストによりますと、中国BYDが1位にランクインし、テスラは2位で、ドイツ、韓国、その他の米国ブランドはこの2社の後塵を拝している状況です。そして注目すべきは、日本メーカーは意外に少なく、トヨタやホンダがいかにEV化が遅れているかがよく分かります。
このランキングでは、いくつか目につくことがあります。その一つは、4位、5位、6位にドイツ勢が上位を占めていることです。3位のフォルクスワーゲンに続くのはBMWで、5位のメルセデスと並んで昨年同時期から約20%という驚異的な成長を遂げています。一方でアウディは13位に転落し、他の高級ドイツ車メーカーと同じペースで成長できていないのは驚くべき結果です。
韓国の起亜自動車と現代自動車はそれぞれ8位と10位で、それほど遅れを取っている状況でもありません。次いで、スウェーデンのボルボが12位、フランスのプジョーが18位、そして米国フォード(このリストでテスラを除くと唯一の米国メーカー)が20位と続いています。
最も注目すべきは、これまでの自動車業界の支配的なブランドであったトヨタの状況です。長年、カローラ、カムリ、そしてプリウスといったクルマで全世界的に成功を収めてきたブランドが、この20位までのランキングに入っていないのです。プリウスは、ハイブリッドという考え方に多くのアメリカ人を引き込んだ車とさえ言われています。同様に、ホンダ、日産、スバル、三菱、マツダもこの20位までのリストに含まれていません。要するに、日本の自動車グループは、これまで販売と研究開発で圧倒的な強さを誇っていたにもかかわらず、このEVマーケットでは全く存在しないような異常事態なのです。同様のことは、米国の老舗自動車メーカー、GMや クライスラー(クライスラー、ジープ、ダッジ)でも起こっています。
これらのレガシー企業に代わって、主に中国にある新興企業が優位に立ち始め、自国市場への販売だけでなく、欧州や米国への進出も視野に入れているのです。
これらの企業が現在のEV人気の波に乗るには、迅速に行動する必要があります。フォードとクライスラーの故リー・アイアコッカが「アメリカ人が買いたい車」と呼んだもの、あるいは70年代と80年代に日本車がその優位性を米国にもたらしたような手頃で効率の良い車に焦点を当てることが、これらのブランドの地位を回復させることができるかもしれません。
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