イーロン・マスク:1年前には航続距離970kmのテスラモデルSを作れた

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Credit:Tesla
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テスラCEOのイーロン・マスク氏は本日、彼の著名な支持者のひとりであるWhole Mars Catalogが発した電気自動車の航続距離に関連するツイートに対して反論しました。

Whole Mars Catalogは、ルーシッド社がおよそ500マイル(EPA基準:約800km)の航続距離を持つ最初の量産型電気自動車を納車した一方で、テスラが「量産は最初にする」とかつて言っていたことを指摘しています。

ルーシッド・エアの最長航続距離バージョンのEPA基準は520マイル(約837km)で、テスラモデルSの最長航続距離は、EPA基準で405マイル(652km)となっています。

この指摘に対して、イーロン・マスクCEOは、600マイル(約970km)のテスラモデルSは12ヶ月前(2021年2月)にも作れたはずだが、「それでは製品の品質が悪くなってしまう」と回答しています。

イーロン・マスクCEOは、この実現にはより大きなバッテリー容量が必要で、それはつまりより大きく、より重く、より高価なバッテリーパックを意味すると指摘しています。現在の400マイル(約644km)以上の航続距離でも十分すぎるほどなので、このバッテリーの大きさは日常的には「必要ない」とのことです。また、バッテリーが大きくなれば、ハンドリングやエネルギー効率にも大きな影響が出るのは確かです。

イーロン・マスクCEOが合理性を超えた部分で期待させるのは、今に始まったことではありません。

電気自動車はすでにかなり重く(通常は内燃機関のものよりも重い)、高価なので、航続距離をそれほど長くするのではなく、まず重量の問題に対処するのが正しい方法です。特に、急速充電のネットワークが順調に伸びているのですから。

テスラは、航続距離のバランスと、ストラクチャラルバッテリーパックの導入による軽量化アプローチ(車の残りの構造の重量が下がる)の点で、正しい道を歩んでいると思われます。

これは、コストや性能、また環境負荷低減の面からも、今後の電気自動車の主流となる方向性のひとつと言えるでしょう。

400マイル(多くの場合は300マイル)を超えたら、航続距離の延長競争は優先されないということです。ルーシッド・エアのような高級車を含む一部のニッチセグメントでは優先されるかもしれませんが、ルーシッドの場合でも、多くの顧客はレンジバージョンの車ではなく、パフォーマンスバージョンの車(EPA航続距離が50マイルほど少ない)を好んでいます。

ピックアップトラックのような牽引しなければならない車の場合、この航続距離競争はもっと先に進んでいます。厳しい条件下で働くためには、より大きなバッテリーが本当に必要だからです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

負けず嫌いですね。

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