テスラは、北米で3月の新しいキャンペーンを開始し、車を下取りに出した顧客に無料でスーパーチャージングクレジットを提供します。
2つの大きな波の間
1月に行われたテスラの2023年第4四半期決算説明会で、同社は投資家に対し、ここ数年同社が経験してきた年間50%前後の成長よりも成長が鈍化することを予想するよう注意を促しました。
テスラ・インベスター・リレーションズの責任者であるマーティン・ヴィーチャ氏によると、2024年の成長が鈍化するとした背景には、テスラが2つの大きな成長の波に挟まれていることがあります。
最初の波はモデル3およびモデルYの発売で始まりました。サイバートラックが正式に生産開始されたとはいえ、生産の立ち上がりは遅く、2024年のテスラの納車台数に重大な影響を与えることはないでしょう。次の波は次世代プラットフォームと呼ばれる廉価版テスラやロボタクシーですが、まだ実現は見通せていません。
こうした状況もあり、年初の販売台数を押し上げるため、同社はモデルYの期間限定値下げを発表するという新たな戦略を試みました。また、既存の無制限のスーパーチャージャーと完全自動運転（FSD）機能を新車に移行できるようにし、いずれも2024年3月31日まで有効としています。
スーパーチャージャー無料
今期も最終月を迎え、テスラは新たなプロモーションとして、車両下取り時のスーパーチャージャー無料クレジットを開始しました。
テスラによるXへの投稿によると、3月31日までに車両を下取りに出し、新型テスラを納車する顧客は、8,000kmまたは5,000マイルのスーパーチャージャーを無料で利用できます。
このオファーはテスラ車の下取りを条件としていないことが重要です。どんな車を下取りに出しても、無料でスーパーチャージャーを付帯するということです。
テスラによると、スーパーチャージャークレジットは納車日から2年間有効です。お住まいの地域やスーパーチャージャーの価格にもよりますが、このオファーはおよそ約500ドル相当です。
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