テスラ・サイバートラックのインテリアは、この4年でデザインがどう変わったのか

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Credit:Tesla
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2019年11月のテスラ・サイバートラックの発表以来、これまで多くの変化があったことは周知の事実です。米カリフォルニア州ホーソーンのステージに登場した初期プロトタイプのサイズから、かつて提供される予定だったさまざまなコンフィギュレーションに至るまで、劇的に変化したものが1つあります。それは、初期のデザインから大幅に見直されたインテリアで、人を追加で余分に座らせるためではなく、より広いスペースと機能性を追求しています。

改善は続く

テスラのチーフデザイナーであるフランツ・ホルツハウゼン氏は、サイバートラックを、自動車メーカーが「はいこれで終わり」というようなアプローチをとることはないだろうと呼んでいます。特にこの考え方は、ボディ、インテリア、そしてパワートレインに至るまで、何年にもわたる修正、変更、再設計に結実しています。

インテリアはどう変わったのでしょうか。何が変わっていないのかをお伝えするのは簡単ですが、サイバートラックの初期のビルドと、この週末の時点で目撃されているものを比較する方がより面白いでしょう。イーロン・マスクCEOによると、最近目撃されたものは、今後2~3カ月以内に顧客に届けられる実際の製品にかなり近くなる可能性が高いからです。

2019年当時のインテリア

テスラが2019年に発表したサイバートラックの、当初展示されたインテリアはいかのような感じです。

2019年当時に発表されていたインテリアの画像
Credit:Tesla

テスラがサイバートラックのお披露目の頃に公開したこのプレス画像を見ると、いくつかの点に気づくことができます。

  • ヨークステアリング
  • 前席の3列シート
  • 再生材料を使用した大理石風のダッシュボード。

これらはすべて、過去3年半の間に変更、修正、または取り除かれたものです。

ヨーク・ステアリング

初期のヨーク・ステアリング・ホイールは、まさにその形状が「ヨーク」でした。テスラが最初にヨーク・ステアリングを採用したのはモデルSとモデルX Plaidのリフレッシュ版でした。このデザインは、ある人には愛され、ある人には嫌われる、両極端なデザインでしたが、これらの画像はPlaid車両のリリース前であったため、厳密にはサイバートラックがテスラのラインナップでこのデザインを採用した最初の車両ということになります。

しかし、最近のデザインでは、テスラは通常の丸型ステアリングとヨーク・ステアリングの2つのハイブリッドのようなデザインを採用し、上下がつながっているが特徴ですが、それでもサイズ的にはどちらかというとヨーク・ステアリングに似たコンパクトなデザインとなっています。この「新型ヨーク・ステアリング」はを3月のインベスター・デイで初めてお披露目されました。

先週の週末、ロサンゼルスのピーターセン自動車博物館に展示されたサイバートラックの目撃情報では、同じ「クローズド」なヨーク・ステアリングが採用されており、通常の丸型デザインとミックスされているデザインとなっているようです。

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サイバートラックの「クローズド」ヨークハンドル

前列シートの変更

サイバートラックの初期モデルでは、前席について3列シートが採用され、中央のシートは現在市販されている大型ピックアップトラックと同様に折り畳み式となっていました。一般的に「ベンチシート」と呼ばれるこのシートは、前席にもう一人乗れる多用途性を提供します。また、折りたたむこともでき、前に倒すことで収納用のセンターコンソール、カップホルダー、アームレストにもなります。

現在のサイバートラック内装
Credit: Greggertruck | Twitter

しかしながら、テスラはサイバートラックに初期のようなベンチシートを装備する予定はないようです。代わりにセンターコンソールが常設されるようで、これは、一般的な駐車場やザ・ボーリング・カンパニーのトンネルに収まるよう、車両の寸法を小さく修正した結果かもしれません。

大理石風ダッシュボード

サイバートラックの発表直後に、テスラが再生紙の複合素材を使用した耐久性が高く、環境負荷が小さいサステイナブルなダッシュボードを備えていました。初期の画像では、大理石風ののダッシュがフロントガラスに向かってかなり後ろに伸びているように、この初期のデザインは広範囲に及んでいました。テスラは最新のサイバートラックのデザインでもマーブルダッシュのデザインを採用していますが、以前とはかなり異なっています。車両のデザイン変更が進むにつれて、かなり大きさが小さくなっているようです。

これらインテリアの数々の変更に加えて、エクステリアでも充電ポートの位置や、ワイパー、ドアハンドル、ストップライトなど挙げればキリがないくらいの変更が加えられています。ただ、先日ピーターセン自動車博物館にチーフデザイナーのフォン・ホルツハウゼン氏と登場したサイバートラックが一般に納車される車体に近いものだと考えられますし、この車体はエクステリアもインテリアも品質という意味では外観上は一定の水準を保っているようです。

サイバートラックのデリバリーイベントは、イーロン・マスクCEOによると第3四半期末、つまり9月末頃に予定されています。

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