イーロン・マスク氏は、テスラ車でのFSD(Full Self-Driving:完全自動運転)ベータ版使用中にドライバーが定期的にホイールに力を加える必要がなくなることを確認しました。現在、すべてのテスラ車は、ドライバーが運転に注意を払っていることを確認するために、一定間隔でホイールに抵抗を加えることを要求しています。しかし、2017年に車内カメラが追加されたことで、この要件は間もなくなくなるかもしれません。
イーロン・マスクCEOは、FSDベータ版ソフトウェアを使用して1万マイル(約1万6千km)以上走行したユーザーは、この退屈なハンドル操作を無効にするオプションを持つことができるかと尋ねた@WholeMarsBlogのツイートに応えて、この変更を認めました。
オートパイロット使用中、ドライバーは30秒から70秒、ハンドルにトルクをかけない状態が続くと、ハンドルに手を置くように警告されるような仕様になっています。その時間は状況やモデルによって異なるようです。ドライバーが警告を受けた後、力を加えなかった場合、残りのドライブ中、オートパイロット機能が停止されたり、FSDベータ版へのアクセスが削除されたりする可能性があります。
FSDベータ版では、テスラが同機能を長期間無効化される前に、ドライバーは最大5回まで「失敗」が許されます。キャビンカメラ非搭載車の場合、この「失敗」数は3回に制限されます。
実現方法
イーロン・マスクCEOが同意した「ハンドル警告をオフにするオプション」の詳細はまだ不明です。テスラは今後のアップデートで手の圧力をより正確に測れるようになるかもしれないですし、車両のキャビンカメラの使用に切り替えるかもしれません。
多くの人は、車内カメラの使用がステアリングホイールへの圧力検出に取って代わることを期待していますが、テスラは単に手の圧力を検出する能力を向上させるだけかもしれません。テスラは最近、ディフィートデバイス(ハンドルを握っているかのように摸擬的に装う不正デバイス)を検出する機能を追加したので、その分野で何らかの改良を加えていることは明らかです。
テスラが車内カメラの利用のみに移行した場合、2021年以前に製造されたモデルSとモデルXは車内カメラが入っていないため、この変更によって除外されることになります。
最終的にこの煩わしさが解消されれば、まさにハンズフリーを実現することになり、オートパイロットとFSDベータ版の利用にとって大きな前進となるでしょう。2014年にオートパイロットが初めて導入されて以来、ドライバーの注意力を示すサインとしてハンドルを握る手の圧力に依存してきました。この煩わしさを取り除くことは、FSDベータ版と、自動運転テスラが今後実現する自動運転のレベルにとって大きな前進となると考えられます。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。
▼▼テスラ 紹介コード は以下から▼▼
人気記事
新着記事
※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。