イーロン・マスク氏、テスラ中国社長をグローバルCEOに昇格させる

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匿名の情報筋によると、イーロン・マスク氏はテスラの新しいグローバルCEOとしてトム・朱暁東氏を指名するとのことです。

本日、メディア「PingWest」が報じたところによると、テスラCEOのイーロン・マスク氏は、テスラ中国の社長であるトム・朱暁東氏を電気自動車メーカーテスラのグローバルCEOに昇格させることを決定したとのことです。この情報は、「事情に詳しい人物」からのものだそうです。

朱氏は、テスラを中国での販売台数の飛躍的な増加など、多くの成功に導くのに不可欠な存在です。彼は、現在テスラの主要な輸出拠点となっているギガ上海の開発に貢献しましたし、さらに、このテスラ中国社長は、同国でのサービスセンターの設立にも取り組みました。

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中国のテスラサービスセンター
Credit:Tesla

2014年4月にテスラに入社した当初、彼は中国におけるテスラブランドの社長ではありませんでした。テスラの中国におけるスーパーチャージャープログラムのディレクターとしてスタートしたのです。とはいえ、彼がテスラのグローバル副社長兼中国社長に昇進するまで、そう時間はかかりませんでした。

覚えているかもしれませんが、最近の裁判で、マスク氏がテスラの取締役会にCEO職の後継者候補を意識させていたことが明らかになったという情報がありました。一部のメディアは、これはマスク氏が退任を考えていることを意味するとしましたが、彼は新しいCEOが必要になった場合に備えて、後継者の名前を取締役会に知らせただけかもしれません。

マスク氏はこれまで何度も、テスラのCEO職は決して望んでいなかったが、他に適任者がいなかったと語ってきています。ツイッターのCEOでもある現在、彼はすでに、自分が手綱を渡す準備ができたら、そのポジションを埋める誰かを見つけたいと考えていることを明らかにしています。

PingWestによると、マスク氏はテスラによるソーラーシティ買収に関連する裁判の際に、テスラで行っている仕事は実際にはCEOの仕事ではないと話したということです。彼はいつも自分のことをエンジニアと呼んで、以下のように言っています。

「テスラのCEOにならないようにしようと思ったが、そうしなければ終わってしまう。むしろ上司になるのが嫌なんです。私はエンジニアなのです。」

現時点では、マスク氏がテスラのCEOを退任する予定があるかどうかは本当に分からないし、もし計画を立てているとしても、それをいつ実行に移すかも分からない状況です。マスク氏はツイッターを買収し、ソーシャルメディア企業の経営に携わっているため、以前にも増して多忙を極めていますし、また、同じくCEOを務めるスペースXでも多忙を極めています。

関係ないかもしれませんが、テスラの株価は今年、大打撃を受けています。株価の下落にはさまざまな理由があるのですが、下落の多くは、マスク氏が最初は税金を払うため、後にはツイッターを買うために個人株式を大量に売り始めたことから始まっているのです。

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同CEOは過去に何度も「最初に入ったのは自分であり、最後に出るのは自分だ」と発言しています。また、今年に入ってからも、テスラ株の売却は終わったが、後日、さらに売却すると何度か発言もしています。一部の投資家やアナリストからは、マスク氏の株式売却の影響もあり、テスラブランドへの信頼感を欠いているという声も上がっている状況です。

これは発展途上の話なので、実際にトム・朱暁東氏がテスラの次期グローバルCEOになる可能性については、もう少し様子を見る必要がありそうです。

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