今月初めに生産台数、納車台数ともに過去最高を記録したことを発表したテスラは、2023年1月25日(水)のマーケット終了後(決算発表会:米国中部時間4時30分:日本時間26日7時30分)、2022年第4四半期および通年の決算を発表します。
テスラは、今年最終四半期に米国フリーモント、ギガ・テキサス、欧州ギガ・ベルリン、中国ギガ・上海で43万9000台以上の車両を生産し、そのうち40万5278台を世界各地の顧客に納車しました。車両納入台数は前年比40%増の131万3000台となったものの、テスラが事前に目標とした前年同期比50%増のガイダンスからすると、証券アナリストからは目標未達と見られています。
2023年1月25日の2022年第4四半期および通期の決算発表でテスラが発表する際の、アナリストが予想しているコンセンサス内容は以下の通りです。
業績について
ウォール・ストリートのコンセンサスは、テスラが1株当たり1.13ドル程度の利益(EPS)を発表すると予想しています。もしこの数字が正しい予想であれば、テスラが1株当たり0.85ドルを稼いだ2021年第4四半期から、前年同期比で35%増加することになります。
収益
テスラは、2022年第4四半期の売上高を240億ドルから250億ドルの間で発表すると予想されます。これは、219億ドルの売上を記録した2022年第3四半期から10%増加し、2021年第4四半期の売上177億9000万ドルから35%増加することになります。
その他の発表
テスラはいつも、株主向け資料「シェアホルダー・デッキ」とその後の決算説明会で、その他の発表を数多く行っていますが、明日の発表も例外ではありません。もし予定通り今日得られなかったとしても、米国ネバダ州の新セミ工場に関する詳細情報や、メキシコやインドネシアでの新施設の発表の可能性も考えられます。
また、2023年のテスラの生産台数ガイダンスと、50%の連続成長に固執するのか、それとも現在の経済状況に基づいてその目標を修正するのかについても言及される可能性があります。
個人投資家および機関投資家の質問
投資家向けプラットフォーム「セイ」を通じて寄せられた質問のおかげで、私たちは明日、4680バッテリーセルの生産立ち上げ、サイバートラックの生産などに関する詳細なニュースを得ることができます。明日の電話会議で聞かれる個人投資家および機関投資家からの質問のトップ7は以下の通りです。
- 一部のアナリストは、テスラの受注はキャンセルを差し引くと第4四半期に生産の半分以下の割合で入ってきたと主張しています。そのため、需要に対する懸念が高まっています。今年に入ってからの受注動向と、現在の生産台数との比較について詳しく教えてください。
- 最近の値下げを受け、アナリストは、テスラの自動車粗利率(リースとREGクレジットを除く)が20%を下回り、平均販売価格は全モデルで47,000ドル前後になるとの予想を発表しています。値下げ後の平均販売価格や粗利率をどのように見ていますか?
- 2023年第1四半期の早い段階で世界的に値下げを実施しましたが、最初の顧客反応はどうだったのか、特に受注レベルについて教えて欲しい。
- テスラは、自動車・エネルギー製品のバッテリーセル/パックの先進製造業生産クレジット(LR3/Yあたり3700ドル、82kWhパックは45ドル/kWh)をフル活用できるのでしょうか?またテスラはこのクレジットから2023年どれくらいの収益を見込んでいるのでしょうか?
- 4680バッテリーセルの製造強化について、詳しい説明をお願いします。現在障害となっているのは何ですか?週10,000台までスケールアップするのはいつ頃とお考えですか?
- テスラ保険について、投資家が他の保険会社と比較できるように、その事業の財務の詳細を提供するに値するほど大きな収入源になるのはいつだと思いますか?
- サイバートラックの生産は、今年半ばに予定されていますか?
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