テスラ中国が販売不振で今後さらなる値下げか?

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Credit:Tesla
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テスラが過去2ヶ月間に中国で行った2度のプロモーションは、期待された効果を発揮していないと地元メディアが報じました。

中国で実施された最近の2回のプロモーションの後、テスラの受注台数はまだ期待を下回っており、販売台数を増やすために年末までに新たな「値下げ」を開始すると、地元のハイテクメディアHuxiuは本日、匿名の情報筋を引用して報じました。

テスラは2022年10月24日、年末に期限切れとなる中国の新エネルギー車(NEV)購入補助金を活用するため、中国でモデル3およびモデルYの全ラインナップの価格を引き下げ、エントリーモデルのモデルYの価格を補助金が適用となる30万人民元(約595万円)以内に収めました。

これに加えてテスラは11月8日に、12月31日までに生産されたモデル3およびモデルYを購入し、テスラの保険パートナーから自動車保険に加入した購入者は、最終支払額から最大8000元を割り引くと発表しています。

しかし、上記の2回にわたるプロモーションはテスラに期待する効果を与えなかったと、Huxiuは伝えている。

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Tesla Photo:Xinhua

10月下旬の値下げでテスラが中国で得た新規受注は約5万台で、インターネットで噂された10万〜17万台ではなかったと、自動車消費者プラットフォーム「Che Fans」の創設者、孫紹軍氏はレポートの中で述べています。また、テスラの中国での新規受注は現在、以前よりはるかに悪い業績で、1日1店舗あたり平均数台に過ぎないと、同レポートは無名の代理店を引用して伝えています。

つまり、発売から6年以上が経過し、フェイスリフトやモデルチェンジをほとんど行っていない電気自動車であるモデル3は、ますます激化する中国市場において競争力を失いつつある、と同レポートは述べています。加えてこのレポートでは、テスラの2つの最新プロモーションの成果が乏しいのは、同社が他のプレイヤーとの競争に十分な注意を払わなかった結果という事を指摘しています。

テスラ中国は今のところ、他の自動車会社が行っているような完全な市場調査チームを設立しておらず、会社の意思決定者と販売員が競合他社の動きに対応するためのタイムリーで効果的な戦略を提供できていないとのことです。同時に、テスラは中国でジレンマに陥っており、注文していない、あるいは注文してもまだ納車されていない多くの消費者が、同社の車の価格に対する確信を失い、テスラが値下げするかどうかを待っている状態だという事になっているようです。

テスラは来月あたりに値下げを行う可能性があり、そうでなければ中国のNEVに対する購入補助金が切れるため、消費者はモデル3およびモデルYのエントリーモデルで約1万1000人民元(約22万円)の追加負担に直面することになると報じられています。他の情報サイトではその後、テスラからの回答を引用し、このニュースは虚偽であると述べ、それ以上の詳細は伝えていません。

注目すべきは、Huxiuが9月30日に、テスラが中国でモデル3およびモデルYの価格を大幅に引き下げると報じましたが、テスラ中国の情報筋はその後、この報道は虚偽であると回答した一方で、結局テスラ中国は10月24日に大幅な値下げを行いました。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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