テスラの2022年第3四半期決算説明会で分かった事まとめ

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Credit:Tesla
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テスラは驚くべきスピードで成長していますが、イーロン・マスク氏によれば、私たちは「まだ何も見ていない」のだそうです。先日同社のCEOは、投資家や愛好家にとって見逃せないイベントとして、決算説明会を開催しました。第3四半期の決算説明会では、期待される成長、株式買い戻しなどが強調され、電話会議の後、マスク氏はこうつぶやきました。

「私はあなたを失望させない、何が必要であっても。」

今回は、58分間の決算説明会から分かったことを簡単にまとめてみました。

まず、より詳細なハイライトに入る前に、いくつかの簡単なポイントがあります。マスク氏は、第4四半期は「壮大な」ものになると述べ、記録的な業績を約束しました。テスラは「不況に強い」のではなく、「回復力がある」ということです。マスク氏は、需要が供給をはるかに上回っているため、生産を減速させる理由はないと考えています。またロボタクシーの開発は進行しており、このプログラムは自律走行車をタクシーとして提供するものですが、完全な自動運転プログラムの今後の出来にかかっているということでしょう。

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テスラは最大の時価総額に

投資家への冒頭の発言で、マスク氏はとんでもない予言をしました。テスラ株は、時価総額で現在2位のサウジアラムコや1位のアップルを抜いて、世界最大の時価総額を持つことになる、ということです。自社がトップに立つだけでなく、「実はテスラがアップルとサウジアラムコを合わせた以上の価値を持つようになる道筋が見えている。」ということです。

その2社を合わせた時価総額は4兆4000億円以上で、現在テスラ株は6900億ドル強の時価総額があります。マスク氏は、それは簡単なことではないと言いますが、「多くの仕事、非常に創造的な新製品、管理の拡大、そして常に運が必要です…私たちは信じられないほどの製品ポートフォリオを持っています。地球上のどの会社よりもエキサイティングな製品ポートフォリオを持っていると思うのです。みなさんが聞いたことがあるものもあれば、ないものもあります。」と言っています。

彼は後で、この予測にはヒト型ロボット「オプティマス」が含まれていないことを追加しました。テスラは最近、2027年に世に出る前にテスラの工場で働かせるために、ヒト型ロボットの情報を更新しました。

2023年に自社株買いが行われる可能性

このような決算説明会では、定期的に自社株買いの話題が浮上します。マスク氏はこの件について、「取締役会レベルで広く議論されていおり、取締役会は、株式の買い戻しを行うことは意味をなすと考えている」と述べました。さらに、同社は50億ドルから100億ドルの買い戻しを行うことを検討しており、2023年が下降期であっても、「何らかの意味のある買い戻しを行う可能性があります」と述べました。

残念ながら、2023年に自社株買いが1%課税される可能性が出てくる前に、自社株買いは行われないと考えられます。これは、新しい税金をかわそうとする視座を避けるために、買い戻しが来年に延期された本当の理由だと推測する人もいます。

テスラは、最も優秀な頭脳の行き着く先に

9月30日に開催された人工知能イベント、テスラAIデー2022は、ヒト型ロボット・オプティマスと完全自動運転の改良を披露しただけでなく、同社への関心を喚起するための大きなイベントとなりました。テスラAIデー2022は、同社が最新の成果を披露する場として捉えられることが多いですが、採用活動の場でもあるのです。

テスラは数名のスタッフを含めてプロジェクトについて議論し、マスク氏は興味を持った人に応募を促します。

「世界レベルの人工知能エンジニアや科学者の履歴書が大量に流れ込んできたんです。つまり、世界最高のAI研究者たちから、とてつもない量の関心が寄せられたのです。テスラが超一流であることが、ようやく世界の賢いAI技術者たちに明らかになったと思うので、この重要性はいくら強調してもしきれません。」

年率50パーセントの成長

テスラは、今後得られるすべての助けを必要とすることになると考えられます。同社は今でも、納車台数と収益の両方で年間50パーセントの成長を約束しています。

「私たちは、製造するすべてのクルマを、見通せる限り将来にわたって販売することを期待しています。だから、工場はフルスピードで稼働し、つくったクルマはすべて納車し、営業利益率を高く保っているのです」とマスク氏は述べました。

テスラは力強い成長を遂げていますが、全体から見ればまだまだ小さな会社であることも認めています。

「私たちはまだ、道路を走る自動車全体に占める割合が非常に小さいのです。道路を走る20億台の自動車とトラックのうち、私たちは350万台しか持っていないのです。だから、世界の自動車保有台数の1%に達することさえ、まだまだ先の話なのです。」

とはいえ、この1年で電気自動車への記念碑的なシフトがあり、マスク氏は、「一般の人々は、誰もが電気自動車に向かっていること、そして、そのガソリン車の残存価値が非常に低くなるため、この時点で実際に新しいガソリン車を買うのは愚かであることに気付いていると思います。ですから、私たちは非常に良い位置にいるはずです。」と言っています。

つまり、今後数年で引退し、電気自動車に置き換わる可能性のある自動車が20億台もあるということです。したがって、消費者層は拡大する一方であり、EVの需要は拡大し続けることになるのです。

テスラは、決算説明会で、2024年に最大5万台の生産を見込んでいる電気トラックのテスラセミ、そしてテスラの次期モデルがすでに開発中であること、FSDベータ版の最新情報についても触れました。

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