「私たちは支持できません」テスラに続きポールスターがトヨタ主導のキャンペーンで、ロビー活動からも撤退へ

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スウェーデンを拠点とする電気自動車メーカー、ポールスターは、テスラとともに、オーストラリア連邦政府の新排出ガス基準案に反対するキャンペーンを展開するオーストラリアの主要自動車ロビーを脱退しました。

テスラに続きポールスターも

テスラは先週木曜日にFCAI(オーストラリア連邦自動車産業会議所)からの脱退を発表し、ポールスターは次の金曜日にテスラに続き、トヨタを中心とする日本の自動車メーカーが主導するFCAIのキャンペーンは耐え難いものであると発表しました。

「2030年までに運輸部門の排出量がオーストラリア最大の排出源になると予測される中、オーストラリアが果たすべき役割は明らかであり、他の先進国に追いつかなければなりません。このようなキャンペーンは、ポールスターのビジョンとは一致しません。」
「FCAIとその会員による、提案された基準に対する大幅な値上げの件は誇張されすぎています。FCAIはその主張の根拠となる完全なモデルを一般にも会員にも公表していません。むしろ、FCAIは一部の会員だけが有利になると思われるものを選んでいるようです。」

消費者の認識に深刻なダメージ

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ポールスター広報部長のローリッサ・ミラベリ氏は、RNブレックファストのインタビューで、新車両効率基準(NVES)に反対するキャンペーンは、消費者感情にダメージを与えていると以下のように指摘しています。

「私たちにとって、オプションB(政府が推奨するオプション)でさえ妥協の産物です。ですから、FCAIのこれまでのキャンペーンは、私たちの立場をまったく代弁していませんし、この政策案に対する消費者の認識と信頼に深刻なダメージを与えていると考えています。」
「海外の経験からも明らかなように、EUや米国の他の市場でこの基準が導入された際には、この豪州のような価格上昇は見られませんでした。」
「国際クリーン交通評議会(International Council on Clean Transportation)ですら、基本的に、自動車の排出ガスを下げる技術はすでにあるのだから、オーストラリアがこの基準を満たすために費用対効果の高い解決策を導入できない理由はない、と言っています」

彼女はまた、グラッタン研究所が、平均1%以上の物価上昇を引き起こす可能性は低く、燃料費や維持費の減少によって相殺されるだろうと述べています。

他の自動車メーカーも追随する可能性

現在、他の大手自動車メーカーもFCAIから撤退するのではないかという噂が流れています。ミラベリ氏は、以下のように述べています。

「FCAIの現在のシナリオに全員が賛同しているわけではありませんから。自動車会社各社は、自分たちがどの位置にいるのか、どこに着地できるのかを見極めながら数字を出しているだけです。FCAIが業界全体を代表してコメントする場合、業界内にはさまざまな意見があると思います」。

FCAIは、競争監視委員会への付託の可能性を深く懸念している残りのメンバーとともに、より広範な会員企業の脱退に直面しているのかもしれません。

昨日、テスラが、競合する自動車ブランド間の価格実施戦略に関与している疑いがあるとして、このロビー団体をオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)に照会すると報じられました。

テスラは、FCAI CEOへの書簡の中で、懸念の概要を以下のように述べています。

「テスラは、FCAIが排ガス規制に対応して自動車メーカーが固定価格変更を実施することを示していることに不快感を抱いています。業界団体として、FCAIは、規制に対応して価格や供給をどのように変更するかについて、競合企業間の調整を促進しないよう注意すべきです。」
この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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