この数週間、中国のテスラ社は、同社の車両ブレーキの不具合をめぐる論争に巻き込まれていました。上海モーターショーの会場では、元テスラオーナーの女性がEVメーカーのブースでモデル３の屋根の上に立ち、大声で「同社の車両はブレーキに欠陥がある」というプラカードとともに抗議したのは、広く報道されました。
テスラ中国はこれらの状況を受けて声明を発表し、特別な顧客チームを編成したうえで、この抗議者の主張を否定するデータを公開するなど、速やかにダメージコントロールを実施ました。しかしながら、中国では、このテスラ車のオーナーの女性が、ブレーキに欠陥があると強く主張することで、大きく注目の的となり、抗議の様子を撮影した動画がSMSで公開されており、被害は拡大しています。
上記ツイッターの訳文
https://twitter.com/smallmiddlebig/status/1386415367988252673
「中国でのテスラはブレーキ故障の代名詞です。 駐車場の警備員は、駐車場内の他の車を守る必要があるため、テスラ車の乗り入れを一切許しません。 “もし、あなたのテスラを入れて、あなたの車がコントロールを失って他の車に損害を与えたら、私は責任を取らなければなりません”
「語る」よりも「見せる」
こういうときは、「語る」よりも「見せる」ことに勝るものはありません。そして最近、まさにそれが起こりました。最近、中国で公開された動画では、いくつかのテスラを含む複数の車の衝突が映し出されていますが、テスラ車が実際に優れたブレーキを備えていることが証明されています。
上記ツイッターの訳文
https://twitter.com/ray4tesla/status/1388325947594608643
”中国で撮影された複数の車が衝突する映像では、上海製テスラモデルYだけが完全に停止し、他の車はすべて「ブレーキ事故」となっていました”
上記のように、複数の車が衝突する中、完全に停止した唯一の車がメイド・イン・チャイナのモデルYでした。中には、複数の車が後ろから衝突しているにもかかわらず、テスラが前の車のかなり後ろで止まっている様子がはっきりと映し出されています。これは、この電気自動車の重量によるのかもしれませんが、それにしてもこの映像は非常に興味深いものです。
これは、テスラのブレーキが正常に働いていること、そしてブレーキの故障をめぐる噂が単なる噂に過ぎないことを、リアルに示していると言えるでしょう。願わくば、これらの現実の出来事と、テスラ中国が消費者基盤の育成と成長に向けて継続的に取り組んでいることが、中国への進出を後押しすることになればと思います。
中国は、テスラにとって非常に重要な市場です。中国は、世界最大の電気自動車市場であり、持続可能な社会の実現に向けて積極的な計画を立てている国でもあります。テスラが中国への進出を始めたばかりであることを考えると、不正確な報道や噂を直ちに否定することが適切であると考えられます。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
上海モーターショーで騒いだ女性も、この事故の結果も両方とも「１事例」なのでそれをもって普遍的に判断するのは危険な気もします。
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