GIGA上海製テスラモデル3SR+ ファーストインプレッション

model3-3 TESLA Blog
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先日のエントリーでご紹介させていただいたように、2021年3月20日に無事納車されましたので、当初の想像と違い事や実際どうなのか?ということについていくつか気づいた点をご紹介させていただきます。これからテスラを購入しようと思っている方や、既に注文済みで納車を待っている方のご参考になれば、と思います。

ご存知のようにテスラは、ソフトウエアだけでなくハードも逐次アップデートしますので、現時点(2021年3月)の情報であること予めご了承ください。

運転

運転モード

運転モードの設定画面

私は納車まで試乗もしていなかったので、この車の加速性能は体験していませんでした。
ただ、納車後すぐに写真のように運転モードの「加速」も「ステアリング」も「コンフォート」に変更しています。
ガソリン車と明らかに違う点がここで、モーター駆動のモデル3は、アクセルペダルを踏んだときの挙動が非常にスムーズかつ力強くダイレクトです。

はじめは、スタンダード設定していたのですがこのスタンダードレンジプラスでも正直結構怖いくらいの加速なので、コンフォート設定で十分です。

この車の加速感というかスピードの上がり方は直線的・リニアでイメージとしては氷上を滑っていくような感じですかね。乗ったことないですがリニアモーターカーとか、加速の強い新幹線とかに近いと思います。

また、ストップモードについては、ガソリン車とおなじようにブレーキを離すとクリープするクリープモード、停止しているときはニュートラルに入る(押せば動く、坂道でも動く)「ロール」、回生ブレーキが最も効いて停止時には自動で車輪にロックがかかる「ホールド」の3種類あります。
このうち、モデル3の特性を最も活かす日常的な設定は「ホールド」ということになります。このモードではいわゆる「ワンペダルドライビング」が可能で、アクセルの開閉度だけで十分操ることができます。
これは感覚的なことですが、実際に走っている速度や前の車の速度、距離もセンサーで感知した上で、このアクセルを開放したときの挙動を適時適切に制御しているように感じます。簡単に言いますと、このテスラのワンペダルドライビングは非常にスムーズで、すぐに慣れて快適に運転することができます。これを一度体験すると、ガソリン車へ戻ることが難しいような操作感覚です。
さらに、EVのモーターならではのリニアで静粛性の高いスムーズな加減速や操作感、全くギクシャクしたところのない乗り心地など、間違いなく「未来からやってきた自動車」です。

オートパイロット

オートパイロットの設定

このオートパイロットについては、改めて別のエントリーで詳細はお伝えしますが、そもそもどういった挙動かを簡単にお伝えします。

テスラオートパイロットは次の二つの「自動化」を合わせたものです。

  • トラフィック・アウェア・クルーズコントロール:道路の制限速度や周辺の交通状況について、周辺を走っている自動車などの状況に応じて速度を加減速、停止できる
  • オートステアリング:道路形状や障害物、前に走っている自動車の状況(トラフィック・アウェア)に応じて、ハンドル操作を自動化する

この二つの機能を合わせてオートパイロット(自動運転)と言っています。実際には、赤信号や止まれの標識などでは止まらない(日本国内の規制による)ので、常時運転者の監視が必要なレベルです。
市街地でも使うことができますが、赤信号や止まれの無い高速道路の方が、テスラの言うオートパイロット(自動運転)に近い快適で楽な運転ができます。

実際上は高速道路でなくても、センターライン等トラフィックペイントの明瞭なそれなりの幹線道路であれば、問題ないレベルです。
ただ、いずれにせよ完全自動運転(FSD:Full Self Driving)ではないので、結局の所注意深く見つつ、状況により運転を代わる必要があるので、私の経験上は市街地では逆に神経を使います
そもそもオートパイロットにしない状態での乗り味が秀逸なので、普通に運転していても楽しいですし安定しています。

スマホとの関係

私はiPhoneとつないでいますが、これが非常に便利です。一応スマホのバッテリーが上がることもあるかもと思いカードキーを持ち歩いてはいますが、基本的にほぼiPhoneで操作可能です。
テスラとiPhoneはBluetoothで接続します。Bluetoothはその電波の届く範囲が大きくないので、モデル3に近づけば、自動でロックが空き、離れれば自動でロックが掛かります。
一つ気をつけないといけないのは、最新のモデルではスマホ置き場に非接触充電ができるようになっており、これも便利なので使うのですが、降車するときもそこに置きっぱなしになることがよくあります。
これをエンジン車に例えると、キーを指したままエンジンが掛かっている状態で放置と同じことですので、十分気をつけましょう。

大きさ・タイヤ

大きさ

このモデル3はミッドサイズセダン、ということになっています。ただ、下の表のようにミラーを含まない幅で1,849mm、ミラーを含むと2,088mmと2mを超えます。また、長さもホイールベースで2,875mm、全長は4,694mmという大きさです。
これは、メルセデスベンツでいうとCクラス(全長×全幅×全高:4,686mm×1810mm×1429mm ホイールベース:2865mm)の大きさと同等です。

日本国内にある機械式駐車場の大きさ制限は、幅で1,850mmという場合が多いので、かなりギリギリの大きさになり注意が必要となります。

タイヤ

ミシュラン PILOT SPORT 4

タイヤはミシュランのPILOT SPORT 4をはいています。(235/45ZR18)いわゆるスポーツ系のタイヤだと思います。また、写真はスタンダードレンジプラスで18インチのものです。
価格コムでは、¥21,000〜の価格で販売されています。
ちなみに、タイヤの空気圧も常時センターパネルで確認可能です。

自宅充電

ウォールコネクター

事前に工事で設置していたウォールコネクターを接続して充電します。
ちなみに、このウォールコネクターもインターネット接続(Wi-Fi)が必要です。おそらく自動でファームウェアなどのアップデートをしたりするのだと思います。
別途説明していますが、テスラモデル3自体もWi-Fiがないとソフトウエアのアップデートができないので、テスラを駐車するスペースの近くにWi-Fi環境を構築しておくことをおすすめします。
充電は、このコネクターの先についているプラグのボタンを押すとテスラ側の充電ポートの蓋が自動で開き、充電器を接続するだけです。
充電口についているテスラマークのアイコンが青色から緑色に変化して充電中であることをお知らせしてくれます。

また、この写真のようにウォールコネクターにもインジケーターが付いており、真ん中の緑色のサインは、充電時の定格電流を示しています。写真のように全部点灯していると60Aでの充電が可能(200Vなので120kW)で、一つ減ると50A、2つ減ると40Aというようなサインとなっています。
更に、充電中はこの緑のインジケーターが、流れるように光ってお知らせし、充電が完了すると青色に光ってお知らせしてくれます。

充電と放電

1日目スタート
24時間後 4kmしか減ってない
セントリーモードで更に24時間後
なんと36kmも減りました

事前の情報では、米フリーモント工場製のパナソニック三元型リチウムイオンバッテリーから、GAGA上海製CATLコバルトフリーのリン酸型リチウムイオンバッテリー(LFP)に変更したことで、バッテリー品質に問題があると言われているのを目にしていました。
そこで、実際にどうなのかを実験するために、およそ満充電にした状態から24時間何もしない時と更に電力消費が多いと言われるセントリーモード(いたずら警戒モード)にして24時間放置した結果です。
それぞれ見ていただいておわかりのように、通常のモードでは1%弱の自然放電で、なんら問題ないレベルです。一方、セントリーモードでは24時間で10%弱減少しています。
これは、スマホで確認するとわかるのですが、通常のモードではPCでいうところのスリープに入った感じで、LTEネットワークを通じたウェイクアップに少し時間がかかります。一方でセントリーモードでは、すぐに反応しますのでスタンバイ状態を保っているのだと推察されます。
ただ、セントリーモードは自宅というより出先で使うと思うので少し気をつけておく必要があるかと思います。

常時充電

満充電時スタンダードレンジプラスの場合の航続距離は公称で450kmですが、今のところ100%の満充電で420〜425kmと表示されます。これは、気温やエアコンなどの各種設定で変わるのだと思います。
また、GIGA上海製2021年型のモデル3、ロングレンジ、スタンダードレンジプラスについて導入されているリン酸型リチウムイオンバッテリー(LFP)ではそのバッテリー性能を最大化するためには、常に100%の充電の方が良いようです。フリーモント製パナソニックのものは、100%にすると劣化が早くなるので、常時は90%程度のMAX充電にしておくように、ということだったようです。

モデル3オーナーズマニュアルより

これは、オーナーズマニュアルにも記載がありますし、納車時にも言われました。つまり、LFPの場合には、最大充電設定をMAXの100%にして、自宅にある時は常に充電器をつないでおく方が良い、という事です。


ナビゲーション

地図情報

通常のナビマップ(Google Map)
衛星写真の場合

地図情報はGoogleマップのデータとインクリメント・Pのデータ(パイオニアのナビマップの制作会社。いわゆるMAP FAN)を使っているので、地図精度は非常に高いと思います。
まだあまり使っていませんが(同時に使っていたyahooナビと同じルート結果だったので)ルート検索の精度もそれなりかと思います。おそらくGoogleのアルゴリズムかと思います。
私はその目にあったことはまだないのですが、ナビゲーション音声案内の漢字の読み方に難ありだと言われています。

自宅の登録

私は納車が終わって自宅に帰るルートを検索するのに自宅の住所が出ないので、スマホのナビを使って帰宅しました。
この自宅の登録方法が結構難しいので、その手順を備忘的に残しておきます。
(またアップデートするかもしれませんが、iPhoneでの例です)

iPhone側の操作

  • テスラのアプリがインストールされているiPhoneのGoogle Mapで自宅を検索する
  • 共有アイコン(□に↑のアイコン)をタップして共有先としてテスラアプリを選択
  • すると、「送信済みモデル3と共有しました」とお知らせが出ます。

テスラ側の操作

  • テスラ側のナビの「履歴」の中に、iPhone側で共有された位置情報がでてきます。
  • 自宅の登録のプロセスでこの履歴を選択すると、正しい位置で自宅を登録することができます。 

テスラ側のナビで自宅が検索できない方は、この手順を知らないと結構苦労すると思います。
また、この「自宅」の登録をしておくと例えばセントリーモード(いたずら警戒モード)は自宅周辺を除く、などの自動設定ができるようになったりしますので、登録しておくことをおすすめします。

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さいごに

ひとまず、納車後に乗って触って気づいた点を順不同でまとめてみました。他にも色々あるのでまた改めてご紹介させていただきます。

ちょうど環境省の80万円の補助金受付が始まりましたので、その詳細をお知りになりたい方はこちら!

また、テスラはオンライン販売ですので、その詳細と実際にかかった費用はこちら!

更に、モデル3の品質&コストダウンの秘密の詳細はこちら!

加えて、納車までの手順と納車の様子はこちら!

大変便利なオンラインアプリの詳細解説はこちら!

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