GIGA上海製2021 テスラモデル3 SR+納車！

2月17日の衝撃の値下げに加えて、ちょうど良いタイミングでEVの補助金が増額されたこともあり、その情報を知って１０分程考えてオンラインでポチッと購入したモデル３のスタンダード・レンジ・プラス（税込み４２９万円）が思った以上に早く納車しましたので、その手順の詳細を改めてご紹介いたします。

納車まで

オンラインでの注文

そもそも、私は電車通勤であまり自動車に乗らないこともあって、テスラモデル３に乗ったことも無ければ、全然走っていないので実物を見たこともない（もちろん試乗もしない）ままポチってしまいました。オンラインでの購入の仕方は以下のエントリーに詳しいので、そちらを参考にしてください。

テスラモデル３オンラインでの購入方法詳細解説！

テスラモデル３が驚異の値下げを実施し、政府のEV補助金増額もあり東京都民は実質300万円切る価格（2021年3月時点）で購入できるなんとも羨ましい状況となっています。それも、特に大きなアナウンスもなく突然の大幅な値下げ、それに加えて実は各...

納車してまだ２日しか経っていませんが、今のところ想像以上に満足！しています。それは、品質面でも性能面でも両面で、問題がないというより驚きの連続です。
オンラインでの注文以降、WEBやYoutubeなどで情報を集めましたが、だいたいテスラのサイトが示されて、オンラインマニュアルを見ても、翻訳ソフトで翻訳されたみたいな変な日本語なので、あまり詳しいことはわからず、加えてそもそも最新の情報数が非常に少ない事もあって苦労しましたので、このサイトもこれから購入を考えておられる方の何らかの助けになればと思っています。
また、２０２０年モデルまでは、外装の「チリズレ」や脆弱なメンメテンス体制など紹介されているクレームの類が売れている台数に比較して多い印象でした。
ただ、今回の２０２１年型GIGA上海製モデル３では、品質面でもなんら問題ないレベルだと思います。ソフトウェアのアップデートだけでなくハードもどんどんアップグレードしていくあたりは、既存の自動車メーカーではなかなか考えられないテスラならでは、ですね。

注文から納車まで

次に、注文から納車までの約１ヶ月の流れを順を追って、簡単にご紹介します。

注文から納車日までの流れ

オンラインでの注文（２月１７日）
１万５千円の注文料金は返却されません。また、車両代金にも充当されません。
一旦注文しても１万５千円でキャンセルできる、ということのようです。
ちなみに、この時点で納車の目安は６〜８週間だったので、４月に納車されると思っていました。
自動車発注契約書がメールにPDFで添付されて届く（２月１７日）
契約上はここで成約しています。税込み車両価格に手数料の１０万円を加えた４３９万円の契約（コンフィギュレーション）になります。
テスラの営業マンから電話（２月２1日）
電話で話したのはこの１回だけです。あとは全部メールでのやり取りで済みました。
このときに、支払い方法（現金かローンか）、任意保険（紹介が必要か）、充電設備の希望（去年までは工事費も１０万円まで無料だったようですが今年から本体だけ無料です）を聞かれました。
加えて電気工事については、業者の紹介を希望するかも聞かれました。
充電設備の連絡（２月２２日）
私の場合戸建て住宅なので、ウォールコネクターを希望し、工事業者の紹介もお願いしましたので、「充電オプション選択　Model3用（2021年以降注文）」というメールがテスラから届きました。
書類の返送（２月２６日）
テスラ営業マンからの電話連絡の後、必要書類の返送用レターパックが入った郵便物が届きます。返送するのは主に車検証登録、車庫証明用の書類、ETCのセットアップに必要な書類、印鑑証明、免許の写しなどです。
書類に不備があると、やりとりが発生するのでここで少し時間がかかるかもしれません。
電気工事業者から連絡（２月２８日）
紹介してもらった電気工事業者から見積用の現場調査に関する日程調整のメールです。現場調査日は３月４日となりました。
電気工事の現場調査（３月４日）
分電盤から駐車場の取付位置までの写真をとり後日見積もりを送付いただきました。
請求書の受け取り（３月６日）
実際に支払う金額が入った請求書です。私の場合はもろもろで約４４８万円でした。
納車日の調整（３月６日）
この段階で、最短の納車日が３月１５日（月）とのことでしたが、仕事の都合により３月２０日（土）となりました。
代金の振り込み（３月１２日）
代金の振り込みは納車日３月２０日の一週間前までにお願いします、とのことでした。
ウォールコネクターの設置工事（３月１３日）
３月４日の現場調査の後、見積書をもらいその内容に同意して発注するのですが、納車日より前に用意しておきたかったのでこの日に工事となりました。
結構時間がかかり、９時から始まって終わったのは１６時を過ぎていました。
車検証の受け取り（３月１７日）
事前情報でも、テスラ専用デスクのあるSBI損保でもテスラの車検証は納車日当日に渡されるとのことでしたが、メールで事前にPDFを送付いただくことができました。
納車（３月２０日）
注文日が２月１７日ですから、約１ヶ月で無事納車となりました。

実際には、この流れの他に、オンラインショップでのアクセサリー（といってもフロアマット）の購入や、任意保険（SBI損保）の契約手続き、自動車ローンの手続き、それまで乗っていた自動車の処分などがありました。このあたりも別途改めて詳細にご紹介したいと思います。

上記の通り私はあわてて注文したことも有り、スーパーチャージャーの無料特典の事を知らなかったでのが後悔です。既に予約注文されている方でも可能みたいなので、（私のものでなくても）ぜひお忘れにならないようにしてもらえればと思います。

納車日

納車場所

私は大阪に住んでいますし、デリバリーを頼む（別途１０万８千円）のももったいないので現地（大阪のサービスセンター）に取りに行きました。

大阪の場合、ショールームはブランドショップが立ち並ぶ御堂筋に面した心斎橋にあるのですが、納車やメンテナンスは大阪北部の豊中にあるテスラサービスセンターに行くことになります。
この場所はインターも近く、自動車でのアクセスは非常に良いのですが、電車の場合は、最寄り駅から結構歩く（約２５分）ことになります。

納車手続き

納車は建物の中でおこなわれます。モデル３のノスタルジックフューチャーなデザインが好きです。

納車の手続きは、非常に簡単です。コロナの影響もあり説明は最小限で私の場合で１０分くらいでした。このとき同時にTESLAのアプリと車両との同期をサービスの方にしていただくと、スマフォを持っているだけで、モデル３の遠隔での操作、自動でのロック・アンロック等が可能になります。
サインは納車の確認書とアプリの同期承諾の２回だけです。
よく写真を見ていただくと、バックミラーに「１０」とあると思いますが、この日で１５台の納車を予定しているうちの１０番目とのことでした。
祝日で多いのだと思いますが、だいたい平均して７台／日の納車とすると、２０日で１４０台、３０日で２１０台になります。東京だけは市場が大きいので倍の４００台とすると、名古屋、仙台も２００台で合わせて８００〜１０００台くらいが今回の納車台数かなという感じです。
参考に下の記事は、同じ右ハンドルの英国ですが１回の輸送で１０００台を超えるみたいです。

試し充電

次に室内で、「チリズレ」や外装傷、気になる点などないかチェックします。前にも書いていますが今回のGIGA上海製2021スタンダードレンジプラスの品質は非常に高いように思います。
目地の幅も一定ですし、外装類も内装の納まりも非常に綺麗で、特に指摘もなしとなりました。
その後、スーパーチャージャーに移動して充電の仕方を教えてもらい、帰路につきました。

座席には、ビニールがかぶせてあり、足元にはテスラロゴの入った紙がおいてありました。
このドアの開閉の感触というか動きや音も非常に高級感のある感じで、実質３００万円台の自動車とは思えない質感です。
どちらかというと、トランクのフタの裏側とか、ヒンジの部分とか、この写真でも見えているドアのラッチ受けなどの部分が、部品丸出しな感じでよく言えば質素、悪く言えば安っぽい感じです。

納車にあたっては、既に先達の皆さまがチェックリスト（Model3 Life!）を作成頂いています。実際には、納車の興奮で冷静にチェックするのは精神力がひつようなのですが、致命的な欠陥というより傷などの細かいチェックになるのだと思います。
納車は一回きりなので、ここでは冷静にチェックリストを利用して確認することをお勧めします。

書類など

次に納車時にもらう書類をご紹介します。（納車の担当の方も笑いながら言っていましたが）車検証や自賠責保険など車に常時備え付けておくべき書類の紙ケースが、なんとダッシュボードに納まりません。というか、モデル３のダッシュボードの内寸がA4より小さいので、そのままだと収納できないのです。仕方がないので、１００均でA5の収納袋を買って対応しています。