2021年3月の日本におけるテスラの販売台数が非常に急上昇しており、前年同期比で1337%の増加を示しています。2月には「モデル3」の値下げ(4月には少し値上げも)を行い、新規受注に拍車をかけました。同社の新しい方針により、世界第3位の自動車市場を持つ日本はテスラにとって新たな市場となる可能性があります。
前年同期比13倍!
日本自動車輸入組合の報告書によると、テスラは3月に588台のModel 3を登録し、前年同期比で13倍の販売増を達成しました。EV市場では1位となりました。
理由1:モデル3の値下げ
モデル3の販売を押し上げた最大の要因の1つは、2月17日に実施された大幅な値下げでした。これは、GIGA上海からの同モデルの輸出開始に先立って行われたものです。Model 3 Standard Range Plusの価格は、511万円から429万円(現在は5万円値上げされて434万円)に引き下げられました。Model 3 Long Rangeはなんと156万円もの値引きで499万円と500万円を切る価格(現在は10万円値上げされて509万円)に設定されました。Model 3 Performanceの価格は717万円に据え置かれました。Model 3の価格が25%近く下がったのは、GIGA上海が日本を含むさまざまな市場向けに右ハンドル車の生産を開始したことに起因しています。
理由2:補助金の増額
また、電気自動車購入時の補助金が2倍になりました。日本の環境省は、現行の40万円の補助金額を80万円に引き上げました。この補助金の予算は総額79億円です。この補助金は、地方自治体が提供する補助金と併用することができます。例えば東京都では、環境省の補助金対象である場合、電気自動車に対して60万円の補助金を追加で受けることができます。これが、モデル3の販売を押し上げたもう一つの要因です。
直近で、理由は不明ですがスタンダードレンジプラスとロングレンジについて、それぞれ10万円の値上げを(いつものように全くアナウンスなく)しましたが、当初の大幅値下げと補助金増額の効果がそれを大幅に上回るので、需要は衰えないと思います。
実際に、オンラインの納期を見ても18〜24週と大幅に納期が延びています。
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