完全自動運転車の開発において、消費者が最も信頼するブランドは?

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完全自律走行車の登場を目前に、最も信頼できるシステムの開発競争に最初に勝つのはどのメーカーでしょうか?

オート・パシフィックが最近行った完全自律走行車技術に関する消費者認識の調査の一環として、回答者に自動車メーカーと人気テクノロジー企業の両方を含む56のブランドに対する信頼度について尋ねました。アップルからボルボまで、あらゆる年齢層の消費者が、安全で信頼できる完全自律走行車の開発に関して、最も信頼できる企業、そして最も信頼できない企業を選びました。

最も信頼できるブランドトップ10に入る前に、消費者がこのテクノロジーを受け入れる準備がどの程度できているかを見てみましょう。自動車メーカー、レガシー企業、新興企業、そして一部のテクノロジー企業は、魅力的で最先端の完全自律走行車を約束していますが、もし消費者がこれに賛同していなければ、実現のペースはこの技術の到来を遅らせることになるかもしれません。

若い世代ほど歓迎している

完全自律走行車の技術を最も熱心に受け入れているのは、どの年齢層なのでしょう。これは予想通り、30歳から39歳の若い購買層で、その22%ができるだけ早く完全自動運転車を欲しがっており、次いで18歳から29歳の購買層の14%となっています。

年齢層が上がるにつれ、そのニーズは下がり始め、60歳以上の消費者はわずか3%しか導入を希望していません。しかし、すべての年齢層に共通するのは、大多数の消費者が、安全かつ信頼性の高い完全自律走行車の技術が実証されるまで待ちたいと考えていることです。完全自律走行型車両技術に最も消極的なのは、60歳以上のドライバーです。

年齢層に関係なく、ほとんどの消費者は完全自律走行車までもう少し待つ方が良いと考えているようですが、だからといって自動車メーカーやテクノロジー企業は、このボールの回転を遅らせるべきではありません。

現時点では、完全自律走行車や「自動運転」車は販売されていません。しかし、GM、フォード、テスラ、トヨタなど一部の自動車メーカーは、より包括的なADAS(先進運転支援システム)を提供しており、理想的で安全な条件下では、標識のある高速道路でレベル2の半自律ハンズフリー運転が米国では法的に認められています(NHTSA:米国運輸省道路交通安全局の要求により、これらのハンズフリーシステムが作動し使用されていてもドライバーの視線と注意を道路に向けていなければならないことになっています)。

消費者は、安全で信頼できる完全自律走行車の開発について、以下のブランドを最も信頼しています。

完全自動運転者の開発で最も安全で信頼できるブランドは?
https://www.autopacific.com/autopacific-insights/2022/3/15/consumers-pick-the-top-10-most-trusted-brands-for-fully-autonomous-vehicles

消費者の信頼は、テスラ、トヨタ、BMW

テスラは、32%の消費者から、安全で信頼できる完全自律走行車の開発において、最も信頼できるブランドであるとの評価を得ています。

これは、テスラが開発した「高価でかつ論争の的になっている」完全自動運転技術に関する話題性が高いためと思われます。テスラの既存ユーザーは、ボランティアとしてベーターテスター登録し、テスラの研究開発活動のためにレベル2の半自律ハンズフリー機能のデモを手伝うことができます。

2位はトヨタで、19%の消費者が最も信頼できるブランドとして選んでいます。トヨタは3月初旬、水素エンジン搭載のミライの2022年モデルに向けて、初のレベル2半自律ハンズフリー運転支援システムを展開し始めました。テスラは若い消費者ほど信頼度が高く、トヨタは高齢者ほど信頼度が高いという結果になりました。

BMWは18%、シボレーは16%、フォードは14%で、後者2社は現在、レベル2のハンズフリーハイウェイアシストを各社モデルで提供しています。しかし、テスラと同様に、若い消費者はBMWを信頼する傾向が大幅に強く(18歳から39歳の消費者の42%)、シボレーとフォードを信頼する消費者はそれぞれ25%と16%にとどまっています。

興味深いことに、(まだ)自社製の自動車を発売していないにもかかわらず、消費者の13%が、安全で信頼できる完全自律走行車の開発についてアップルを信頼しています。 上記のトップ10には入らなかったものの、5%の消費者が最も信頼できるブランドとしてソニーを選んでいます。

安全で信頼できる完全自律走行車の開発を最も信頼している自動車メーカーのトップ10のうち、残りの4社は、ホンダ、アウディ、スバル、キャデラックとなっています。キャデラックは、この4社の中で唯一、レベル2のハンズフリー高速道路自律走行支援システム「スーパークルーズ」を提供しており、CT6、CT4、CT5、エスカレード、XT6の一部モデルと、2023年モデル予定の電気自動車のクロスオーバーLYRIQに搭載される予定となっています。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

実際には、大量のベータテスターでなおかつ公道で実験しているテスラが5歩くらい先を行っていると思われます。

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