テスラの電気トレーラー テスラセミ、公道実走行テストでライバルの電気トラックに圧倒的勝利

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この18日間のイベント期間中、1台のテスラセミが1日平均574マイル(約924km)を走行したのに対し、ワットEVのニコラ・トレBEVは半分以下の255マイル(約410km)でした。

テスラセミは性能と航続距離の点でリーダー

北米貨物効率化評議会(North American Council for Freight Efficiency:NACFE)が先月開催した「ラン・オン・レス(Run on Less)」イベントは、テスラセミにとって大成功であったことが、同団体が発表した全データで明らかになりました。

テスラの電動クラス8トレーラーは、フレートライナーやボルボといった既存のトラックメーカーの競合他社と比較して、航続距離と充電効率の圧倒的な優位性を実証しました。クリーン輸送業界団体であるカルスタートのジョン・ボーゼル最高経営責任者(CEO)は、初期のデータを引用して以下のようにコメントしています。

「テスラは、性能と航続距離の点でリーダーです。超高速充電を実現しているのもテスラだけです。」

トラック輸送の研究グループは、2週間以上にわたって、22台のトラックが実際の注文に応えて北米全域を走行し、一連の測定基準の上での走行情報を追跡しました。データは、充電インフラ、充電管理、トラック性能、所有コスト、その他の指標をカバーしています。

ペプシコが運行したテスラセミは、ラン・オン・レス イベントの期間中、1日平均で他のどの車両よりも多くの距離を走行しました。イベント中に収集されたデータによると、テスラセミは約400マイル(約644km)走行した後、45分で約80%の充電状態にまで再充電できることがわかりました。

テスラセミは劇的な増産が必要

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https://www.reddit.com/r/teslamotors/

ペプシコで最も成績の良かったテスラセミは、18日間で1日平均約574マイル(約924km)を走行しました。テスラ以外の車両では、ワットEVのニコラ・トレBEVが1日平均約255マイル(約410km)、次いでOKプロデュースのフレートライナーeカスケディアが平均約181マイル(約291km)、パフォーマンスチームのボルボVNRエレクトリックが平均約175マイル(約282km)でした。

ペプシコのテスラセミ1台は、750kWの充電器で3回の急速充電を行い、バッテリーの充電を約47パーセント、89パーセント、52パーセントまで高め、1日で1,076マイル(約1,732km)走行しました。

ペプシコによると、18日間の走行距離の60パーセントは、車両総重量72,000ポンド(約32トン)以上とのことです。これは物流業界では一般的な重量で、ゼロ・エミッションのセミ・トラクターとトレーラーの組み合わせでは82,000ポンド(約37トン)の制限に相当します。

おそらくこのイベントで最も重要な収穫は、電気トラックがディーゼル・トラックと同等のオペレーションを行えるということでしょう。いくつかのデポで運転するドライバーたちは、各日を通して充電器をうまく利用し、トラックのバッテリー航続距離に関する神話を払拭するのに役立ちました。テスラを含め、ほぼ半数のトラックがシフト中に「2回目の充電イベント」を利用していました。

ラン・オン・レス イベントでのテスラセミのパフォーマンスは良いニュースですが、テスラのセミ・トラック・エンジニアリング担当シニア・マネージャーのダン・プリーストリー氏によると、セミの生産台数は60~70台と少数にとどまっています。既存のトラックメーカーと肩を並べるには、劇的な増産が必要となると考えられます。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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