テスラのCEOイーロン・マスク氏と比較的良好な関係で、常にテスラをベンチマークしていたヘルベルト・ディース氏が1年前にフォルクスワーゲン・グループのトップを突然退任して1年が経過しました。
今回、9月1日午前中にテスラが待望の新型モデル3が公表されその記事が公開されると、ドイツの競合他社フォルクスワーゲンの公式プレスアカウントその発表について面白い発言をしました。
VW：新型モデル3は「悪くない」
この新型モデル3の記事に対するXのコメントで、フォルクスワーゲン公式@volkswagenはリフレッシュされたモデル3を「悪くない」と表現しました。これは、テスラのイーロン・マスクCEOが、3年前に当時のディースCEOと短期間テストした後、VWの電気自動車ID.3の走行特性について同じ言葉を使ってコメントした、以前のことを思い出させるものとして理解することもできます。そしてさらに、プレスアカウントでは次のような発表がありました。
ミュンヘンで開催される自動車展示会IAAで、VWは「もっとエモーショナルなものを……」とサングラスの絵文字付きで紹介しています。
9月4日から一般公開されるこのミュンヘン自動車ショーに、VWが出展することは言うまでもありません。事前の報道によると、VWは新型パサートを展示したいようです。同じような形式を持ち、8月末から注文可能になっているVWの電気自動車ID.7の方がモデル3の競合になるでしょう。しかし、このセダンは、おそらくスポーティなタッチのGTXバージョンとしてIAAで発表されるとはいえ、必ずしも「エモーショナルなデザイン」というイメージとは結びつかないクルマです。
つまり、フィーリングが最も適した電動フォルクスワーゲンは、何十年もの間、最もスポーティなゴルフを特徴づけてきたGTIという接尾辞を持つIDモデルということになります。実際、GTI電気自動車は、少なくともIAA 2023のコンセプトとして期待されています。内燃機関車と電気自動車のどちらのモデルがベースとなるかは、事前に明らかにされていません。また、2年前のIAAに向けたID.Lifeのような新たなEVも考えられます。しかし、電気自動車のGTIコンセプトでも、少なくともVWファンの感情をかき立てるには十分なはずです。
一方、テスラも例年とは異なり、このドイツで開催される重要なモーターショーに久しぶりに出展します。今週、カモフラージュされたハイランド・テスラが初めてドイツの高速道路で目撃されて以来、好奇心旺盛な人々は新型モデル3の登場を期待しており、ついに先週金曜日に正式に発表され、現在オンラインで注文可能な状態です。
モーターショーで新型モデル3登場
2023年のIAAでは、テスラはオープンスペースとホールに1つずつスペースを予約しています。また、中国からのロイターの報道によると、同社は金曜日に、ミュンヘンで開催されるショーに新型モデル3が展示されることも確認しました。そのため、来場者は刷新されたテスラモデル3に感情を揺さぶられるか、スポーティなVWの電気自動車に感情を揺さぶられるかを選ぶことができるかもしれません。一方、テスラは先週土曜日から中国で開催されている展示会で新型モデル3を披露しています。
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