もはや全工場の生産能力は年間200万台を超える、テスラの生産拠点

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世界最大の電気自動車メーカーであるテスラは、潜在的な年間生産台数が年間200万台以上(前四半期比10万台増)に増加したことを公式に認めました。

2023年第1四半期には、過去最高の440,808台の電気自動車を生産し(前年同期比44%増)、過去最高の422,875台の電気自動車を販売しました(前年同期比36%増)。また、2023年累計では、テスラが約180万台を納車すると予想されています。テスラの累計生産台数は、2023年3月に400万台を超えました。

この記事では、テスラのEV製造工場について各拠点で何が新しくなったのか、テスラセミクラスやサイバートラックに関連する進捗はどうなっているのかを確認します。

米国カリフォルニア州 フリーモント工場

テスラ米国カリフォルニア州のフリーモント工場は、年間最大55万台のモデル3およびモデルYと、最大10万台のリフレッシュ版モデルSおよびモデルXを生産できるポテンシャルを持っています。テスラによると、2022年には各EV工場の生産台数が過去最高を記録しており、このフリーモント工場も現在ピークの能力で稼働している状況です。

2023年4月には、同社が同地に新たなバッテリーパック組み立てラインを建設中との報道がありましたが、まだ詳細は不明です。

米国ネバダ州 ギガネバダ(ギガファクトリー1)

テスラ初のギガファクトリーは、リチウムイオンバッテリーセル工場で、パナソニックと提携して2170型円筒形電池セルを製造するほか、その他の製品(ドライブユニット、パワーエレクトロニクス、エネルギー貯蔵システム、部品)も製造します。

2023年初頭、テスラはこの工場に36億ドルを投資し、新型の4680型円筒バッテリー(年間100GWh、さらに増える可能性あり)とテスラセミ(年間およそ5万台のテスラセミ製造の可能性あり)を生産すると公式に発表しました。

テスラセミのステータスは現在「パイロット生産」で、テスラのCEOイーロン・マスク氏は限定生産とも表現しています。以前のステータスは、2022年第3四半期の財務報告で「初期生産」、2022年第2四半期の財務報告で「開発中」でした。

これまで、同社はおそらく2桁の台数のテスラセミを納車しています。

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クラス8電気トレーラー テスラセミ
Credit:Tesla

中国 ギガ上海(ギガファクトリー3)

テスラのギガ上海工場は、モデル3/モデルYを年間75万台以上生産する能力があります(こちらは以前から変更なし)。同工場は、引き続き同社の世界市場への輸出拠点となっています。

「上海工場は数ヶ月間、フル稼働に近い状態で成功しているため、週当たりの生産稼働率の増加は見込んでいません。ギガ上海から供給される新しい市場としてタイでの販売を開始しましたが、これまでのところ、非常に好意的に受け止められています。ギガ上海は、今後も当社の主要な輸出拠点です。」
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世界の輸出拠点 ギガ上海
Credit:Tesla

ドイツ ギガベルリン(ギガファクトリー4)

ドイツ・ベルリン近郊のグリューンハイデにあるギガファクトリー・ベルリンは、2022年3月からテスラモデルY(2170型円筒形バッテリーセル搭載)を生産しています。

3月には、テスラモデルYの生産台数が週5,000台に達したことを発表しました。これにより、生産能力は年間35万台以上(従来は25万台)と推定されます。このため、テスラ全体で全車両の合計生産能力は年間200万台を超えるようになりました。

将来のある時点で、新型となる4680タイプの円筒形バッテリーセルを搭載した新バージョンの生産を開始する予定とされています。

米国 ギガテキサス(ギガファクトリー5)

米国テキサス州オースティンのギガファクトリー・テキサスは、2022年4月にテスラ・モデルYの生産を開始しました。このバージョンのモデルYは、新型の4680タイプの円筒形セルとバテリーパックが自動車の構造体となるストラクチャラル・バッテリーパックを搭載しています。

しかし、4680型セルの供給には限りがあるため、同工場ではその後、2170型バッテリーと非ストラクチャラルバッテリーパックを搭載した「レガシー」バージョンの生産も開始しました。同社によると、同工場では最近、1週間でモデルY(全バージョン)を4,000台生産しているとのことです。

2022年12月には、4680型円筒形バッテリーセルの供給量が週100万個に増え、これは電気自動車1000台以上(同工場の生産量の3分の1)に相当する量となります。テスラは今月、4680型バッテリーセルの生産率が2023年第1四半期も順次改善されていることを、決算説明会で公表しました。

4680型円筒形バッテリーセルは現在、ギガ・テキサスでも現地生産されている(カリフォルニア州フリーモントにあるテスラのカトー・ロード・パイロット施設の上にある)ことは、重要なポイントとなります。

2023年半ばにこのギガテキサスで生産を開始するのがテスラサイバートラックです。現在はテスト用のアルファ版を生産しているため、現在のステータスは「Tooling」とされています。最新のアップデート情報によると、シリーズ生産のための生産ラインが建設中となっています。

「ギガファクトリーテキサスでのサイバートラック生産のための設備設置は第1四半期に続き、引き続き予定通りです。」

量産開始は2024年になる見込みです。

メキシコ ギガメキシコ(ギガファクトリー6)

テスラは2023年3月、メキシコのモンテレイ(ヌエボ・レオン州)近郊のサンタ・カタリーナ自治体に6番目のギガファクトリー工場を建設すると発表しました。

この工場は、次世代電気自動車(潜在的には大衆向けで手頃な価格の電気自動車、年間生産台数は数百万台を数える)に使用される予定となっています。

Credit:Tesla
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