テスラの廉価版「モデル2」はモデルYのコンパクト版に

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Credit:Tesla
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中国メディア「36 Krypton」によると、テスラは低価格の新モデルを中心に大幅な生産拡大計画を持っており、年間生産能力は400万台となる予定です。この動きは、2030年に年間販売台数2,000万台を達成するというテスラの大きな目標の一部になります。

テスラは、北米のギガファクトリーで200万台、ドイツのベルリン工場と上海の臨港工場でそれぞれ100万台を生産する予定であり、この低価格モデルはモデルYのコンパクト版となることを業界関係者が明らかにしています。

モデルYが成長を牽引する

かねてから噂されていたテスラの低価格モデルは、2020年のバッテリーデーでCEOのイーロン・マスク氏が初めて言及しました。「モデルQ」や「モデル2」と呼ばれることもあるこのモデルは、25,000ドル前後の価格の自動運転電気自動車になると予想されています。テスラは、現行のモデル3/モデルYと比較して生産コストを半減させ、約15万人民元(約290万円)という、より手頃な価格のスタート価格を目指しています。

低価格化は市場の活性化に有効であることは、今年初めのモデル3の値下げ後の大幅な販売台数の増加で実証済みです。テスラが15万人民元で販売すれば、販売台数が再び増加し、フォルクスワーゲンやトヨタといった大手自動車メーカーに対抗できるようになるかもしれません。

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Credit:Trubni/Instagram

世界のテスラ工場が生産増強の準備に

テスラの計画は、今年のインベスター・デイでメキシコのモンテレイ工場の詳細を発表して以来、より明確になってきています。約4,200エーカーの敷地を持つこの工場は、テキサスや上海の工場よりもかなり大規模です。また、ベルリンのギガファクトリーは、年間生産能力を50万台から100万台へと倍増する許可を求めています。

メキシコのモンテレイ工場は、テスラの野心的な生産計画を実現するために重要な役割を果たすでしょう。この工場では、モデルYの生産コストを50%削減するために「レゴ」製造法を導入する予定です。しかし、情報筋によると、この手頃なモデルの量産はまだ少なくとも1年先であるとのことです。

業界関係者は、テスラが電気自動車の価格を下げる努力は、同社が市場シェアを拡大するだけでなく、産業サプライチェーンの成熟にも貢献すると考えています。テスラは2030年の販売台数目標に向けて低価格モデルを取り巻く計画を加速させており、この動きはスマート電気自動車業界に大きな変化をもたらすと予想されます。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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