テスラ、ギガファクトリー・テキサスで4680と2170のバッテリーセルを搭載したモデルYの生産を計画

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テスラは、2022年第1四半期の決算説明資料で、新しいギガファクトリー・テキサス生産工場で製造されるモデルY車両は、4680セルのストラクチャラルバッテリーパックとストラクチャラルバッテリーパックを使わない2170セルの両方を装備することなるとのことです。

「今年の後半、ギガファクトリー・テキサスは、4680セルのストラクチャラルバッテリーパックと2170セルの非ストラクチャラルバッテリーパックの両方を使用してモデルYを生産できるようになると想定しています。」と、テスラは水曜日の市場終了直後に発表された決算説明資料で述べています。

テスラは、ギガファクトリー・テキサスで開催したイベント「サイバー・ロデオ」で、米国テキサス州オースティン郊外にある同工場から出荷されるモデルYクロスオーバーの初期生産分には、4680バッテリーセルを装備することを確認しました。

4680バッテリーセルは、2020年末に開催されたイベント「バッテリーデイ」で発表されたテスラ自社開発のバッテリーです。4680セルは、モデル3と一部のモデルYに採用している旧型の2170バッテリーセルと比較して、パワー、航続距離、エネルギー、そして長寿命を提供するものです。

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また、4680バッテリーセルは、テスラのストラクチャラルバッテリーパックと一緒に発表され、車体の剛性を高めることで製造効率と車両の安全性を向上させます。4680セルは、ストラクチャラルバッテリーパックと相まって、テスラのこれまでで最も高度な車両設計を実現し、部品点数が少ないため工場での製造効率を高めることが可能です。

4680セルはより高度で、テスラにとって最新のバッテリー技術ですが、現在もセルを増産している状況です。テスラは1月、北カリフォルニアのフリーモント工場に近いカトーロードバッテリー工場で、100万個目の4680セルを製造したと発表しましたが、一部の推定によると、これはおよそテスラ車1400台分にしかならないようです。

テスラは、2021年第4四半期決算の株主用説明資料で説明した通り、テキサス州オースティンから最初に納車されたモデルYに4680セルを搭載していました。

しかし、テスラがパナソニックなどのサプライヤーから供給を受ける2170セルは、供給量が豊富であり、依然として十分な航続距離とパワーを提供しています。異なる航続距離と出力を提供するセルケミストリーと設計を幅広く採用し、入手可能にする戦略は、サプライチェーンのボトルネックと部品不足と今も戦っているテスラにとって極めて重要です。

テスラは、「サプライチェーンをめぐる課題は依然として根強く、当社のチームは1年以上にわたってそれらを乗り越えてきました」と述べています。

「チップの不足に加え、最近のコロナ感染の増加は、我々のサプライチェーンと工場の運営に重くのしかかっています。さらに、一部の原材料の価格がここ数カ月で何倍にもなっています。可能な限り製造コストを削減することに引き続き注力しているものの、当社のコスト構造に対するインフレの影響は、製品価格の調整に寄与しています。」

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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