テスラの新型バッテリー4680セルの生産歩留まりを示す文書がリークされる!

4680cell TESLA News
Credit:Tesla
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テスラは、カリフォルニアのカトー・ロードにある工場で、新しいバッテリーセル4680の生産プロセスを完璧にするために懸命に努力しています。

この工程は、歩留まり(生産される良質なセルの数)を犠牲にすることなく、スループット(生産されるセルの数)を増加させることのバランスをとることになります。

このたび、カトー・ロード工場の生産工程がどのように進んでいるのか、リークされた文書により初めて明らかになりました。

この文書は、オリバーズMXがTMC(テスラ・モーターズ・クラブ)フォーラムで共有したもので、施設で働いている親戚から手に入れた資料で、2022年1月22日におけるカトー・ロードの4860セルの生産歩留まりを示しています。

この文書では、緑が「良品」バッテリーを示し、赤が「不良」バッテリー、つまり消費者用には適さない何らかの欠陥がある電池を表しています。

この日は、左下のバーで示す14種類の機械が稼働していました。見ての通り、14台中13台が非常に良い生産歩留まりで、各バーは大部分が「緑」で90%以上となっています。

例外は212号機で、ほぼ正反対の82%もの不良バッテリーを生産しています。オリバーの親戚によると、これは操作員がこの機械で訓練を受けてからギガ・テキサスに派遣されてしまったため、とのことです。

資料の右側には、電池の「不良」の原因となった欠陥のリストが掲載されています。

トップは「フラップ折込み-正極」で1.4%、次いで「シングルワインドカット位置回復-正極」で1.2%となっています。

これらの問題や1台のマシンの「良品」セルの生産量が少なかったとしても、この日の全体の歩留まりは92%、すなわち6,249個の「良品」セルという素晴らしい結果となっています。

テスラは、ストラクチャラル・バッテリーパックに必要なセル数の詳細を明らかにしていませんが、600個以上必要だとの見方もあります。もし正確なら、この1日の生産量はモデルYを約10台分作るのに十分な量になります。

この数字は少ないように思えますが、オリバーは親戚から、テスラがギガテキサスの増産を支えるために約100万個の「良品」バッテリーセルを備蓄しているとも聞かされたとのことです。これは、約1,666台のモデルY製造に十分な量になります。

もちろん、テスラは生産プロセスを磨き続けており、スループットと歩留まりの両方を高めることを目指すことになるでしょう。

また、テスラは間もなくギガファクトリー・テキサスで4680セルを生産する予定であり、バッテリーパートナーのパナソニック、LG化学、サムスンも4680セルの生産開始に向け取り組んでいるところです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

この4680セルの性能はどの程度なのか楽しみです。

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