ロイターの報道によると、今回の措置で月産数千台の生産実績に影響を与える可能性があるとのことです。
中国のテスラ・ギガ上海工場は、テスラにとって重要な製造拠点であり世界市場への輸出拠点でもあります。特に去年一年間はこのギガ上海工場での大幅な増産が可能になりましたが、少し短い休息が必要な状況です。
ロイターの非公式な情報源によると、テスラ社はこのギガ上海工場で2日間生産を停止するということです。理由は、中国が同地域のCOVID規制を強化したことと関係があるようですが、まだ確定していません。
「電気自動車大手のテスラは、中国が同国のコロナ発生を抑制する目的で規制を強化したため、社内およびサプライヤーに送られた通知によると、上海工場での生産を2日間停止しています。」
ロイターによりますと、このギガ上海工場1日の生産はメイドインチャイナ(MIC)のテスラモデル3やテスラモデルYの約2,000台分なので、2日間の休止はおよそ4,000台分になると指摘しています。
2022年2月に前年同月比27%増の約56,515台と拡大した月間台数の1割にも満たないので、この状況が長続きしない限り影響は限定的だと思われます。
しかし、この問題がわずか2日間で解決する保証はなく、部品供給、半導体不足、ニッケル価格の上昇、インフレなど、他のEV製造上の問題も噴出している状況です。
いずれにせよ、テスラの生産進捗については、ドイツベルリンと米国テキサスの2つの新しい大型EV工場(いずれもテスラモデルYを生産)の正式立ち上げがまもなくのため、それほど心配する必要はないと考えられます。
新工場の稼働により、テスラはさらなる成長の可能性を手に入れ、地理的な多様化により、サプライチェーンの問題を乗り切ることができるはずです。
現在の状況は、業界全体にとって厳しいものです。参考までに、他の多くのメーカーは、自動車生産(EVおよびICE)を減速させ、あるいは一部の工場の生産を一時停止せざるを得ない状況ですが、その理由のほとんどは供給上の問題でした。
需要面では、市場に出回っている電気自動車のほとんどが、生産台数よりも需要が大幅に多いため、納車待ち時間が長く(数カ月から1年以上)、価格も上がっているようです。
このままでは、電動化の進展が遅々として進まないため、事態が好転することを期待したいです。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。
日本ではおそらく年間でモデル3が5千台しか売れていないことを考えると、2000台/日の製造能力は途方も無いですね。
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