テスラは「2つの大きな成長の波の間にある」と、テスラのIR部門責任者であるマーティン・ヴィーチャ氏が11月15日未明にXで発言しました。
2つの大きな成長の波の間
ヴィーチャ氏の発言は、テスラ株に対する強気派で大量のテスラ株ホルダーでもあるゲイリー・ブラック氏が、他の株主や投資家は「テスラの販売台数が年率+50%で成長できるという期待を減らすべきだ」と分析したことに対してのものです。そして、以下のようにも発言しています。
「そしてどうやら、テスラのIR責任者であるマーティン・ヴィーチャ氏は最近、機関投資家を集めたドイツ銀行の自動車カンファレンスで、テスラは 『現在、中間的な低成長期にある』と投資家に助言したようだ。」
このブラック氏の発言に対してヴィーチャ氏は以下のように反応しています。
「私が特に言ったのは、テスラは2つの大きな成長の波の間にいるということです。2017年以降のモデル3/Yプラットフォームが牽引する最初のものと、次世代車両が牽引する次のものです。」
カギは次世代プラットフォーム
テスラは2017年にモデル3が登場するまでは、まだ自動車業界で有名になるために戦っていました。同社はまだ大衆向けの手頃な価格の車をリリースしておらず、より安価な車の開発に貢献するためにモデルSとモデルXの販売に依存していました。
その後モデル3が登場し、モデルYもそれに続き、テスラの年間100万台の販売達成に貢献しました。テスラは今年も180万台の納車を見込んでいますが、同社が2023年第3四半期中に実施すると言っていた工場製造ラインのアップグレードの影響で、第3四半期の納車実績は精彩を欠きました。
現在、テスラはモデル3を「ハイランド」版としてリフレッシュし、モデルYも近々「プロジェクト・ジュニパー」と称する同様のリフレッシュが予定されていると噂されているため、「2つの大きな成長の波」の間にあるということです。テスラの販売台数が減少しているわけではありませんが、販売台数の増加率は過去に比較して低下しています。
これは様々な要因によるものですが、マーティン・ヴィーチャ氏は、テスラに対する大きな需要を引き起こし、大きな成長を後押しする次のものは、次世代プラットフォームであると考えているようです。
テスラはすでに、この車がギガファクトリー・テキサス、ギガファクトリー・上海、そしてまだ建設されていないギガファクトリー・メキシコで生産されることを公言しています。
次世代車の価格は2万5,000ドルになる見込みで、より多くの人々がテスラのEVにアクセスできるようになると考えられます。
しかし、テスラはまだこの車の具体的なスケジュールを発表していません。2023年第3四半期決算発表時に発表された最新の株主総会資料では、次世代プラットフォームは「開発中」であることが明らかにされています。
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