これまでの歴史的に最も販売台数が好調な時期が到来しているようです。
xEVの世界販売シェアは29%に到達
今年2023年9月は、プラグイン電気自動車の世界販売台数は130万台にほぼ到達したようです。研究者ホセ・ポンテス氏が共有したEV-Volumes(https://www.ev-volumes.com/)のデータによると、9月に世界で新たに登録された乗用車用プラグイン電気自動車は129万1077台(前年比23%増)となりました。
また、充電式自動車(PHEVとBEV)は、BEVだけで12パーセントを含む17パーセントという、世界の自動車登録台数のうち相当なシェアを確保しました。
非充電式であるハイブリッド車の12%を加えると、電動化された自動車(xEV(BEV、PHEV、HEV))の世界販売シェアは合計29%と推定されます。
プラグイン電気自動車(BEV &PHEV)の月間登録台数
- BEV:約89万台、シェア12%
- PHEV:約40万台、シェア5%
- 合計:129万1,077台(23%増)、シェア17%
世界のプラグイン電気自動車販売台数 – 2023年9月
今年これまでに、世界中で累計940万台以上のプラグイン電気自動車が登録されました。
プラグイン電気自動車(BEV &PHEV)の累計登録台数
- BEV:約650万台以上
- PHEV:約280万台以上
- 合計:9,459,019台(39%増)、シェア16%以上
参考までに、2022年には、世界で初めて1,000万台以上の乗用車用プラグイン電気自動車が新規登録されました。この結果は2023年には大幅に更新され、この勢いだと1,300万台を超える可能性があります。
モデル別ランキング
テスラ・モデルYは、9月の新規登録台数が12万1,000台を超え、引き続き世界で最も売れているプラグイン・モデルです。次いで、BYDの5車種(BEVとPHEVを合わせた場合)が続きます。これは、トップ10に中国モデルが8台ランクインしていることと合わせて、欧州や北米の既存ブランドにとっていかに厳しい状況であるかを物語っています。
2023年9月の月間販売台数トップ10
- テスラ モデルY:12万1,258台
- BYD宋プラス:63,800台(BEV 10,108台 + PHEV 53,692台)
- BYD 秦プラス:43,010台(BEV 11,844台 + PHEV 31,166台)
- BYD 元プラス(別名:Atto 3):35,378台
- BYD シーガル:35,012台
- BYD ドルフィン:27,240台
- GACアイオンY:27,004台
- テスラ モデル3:26,058台
- BYD 漢:22,936台 (BEV 10,554台 + PHEV 12,382台)
- GACアイオンS:21,548台
テスラ モデル3は、新型となるハイランドバージョンが中国に導入される前、今月は低調でしたが、理論的にはまだBYD宋ファミリーに追いつくチャンスがあります。
ブランド別ランキング
ブランド別では、充電式自動車の販売台数が最も多い(9月の新規登録台数が27万3,000台超)BYDに現在のところ競争相手はいません。テスラは2番手(BEVのみの販売)ですが、BYDはその点でもテスラを追い上げているようです。
他のトップブランドは前進していますが、月間販売台数は35,000~51,000台と大きく遅れをとっています。
2023年9月の月間販売台数トップ10
- BYD:273,728
- テスラ:154,009
- GACアイオン:51,034
- BMW:48,908
- 上海汽車-GM-五菱:43,208
- フォルクスワーゲン:40,465
- メルセデス・ベンツ:37,323
- 長安汽車:36,675
- Liオート:36,060
- 上海汽車:35,104
2024年1~9月期以降、BYD(ほぼ200万台)とテスラ(130万台以上)の差はさらに拡大し、同様に、他のメーカーも取り残されたような結果となりました。
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