テスラはこれまで、広告に費用を掛けないことで有名でしたが、イーロン・マスクCEOが最近、Xでテスラの広告戦略を共有しました。
積極的な広告出稿に転換
マスクCEOは、先日開催された2023年第3四半期決算説明会における、最近の米国における高金利に関する発言で非難を浴びました。アナリストは、マスク氏と他のテスラ幹部のギガメキシコに関する懸念を聞いた後、テスラ株の目標株価を少し下げました。数人のテスラ強気派は、このテーマについて自分の考えを共有し、積極的な広告が販売台数において同社の将来に役立つかもしれないと考えています。
そのようなテスラサポーターの一人、ジェームズ・スティーブンソン氏は、同社の製品とその成長に認知が果たす役割について彼の考えを共有しました。
「テスラの創業以来の 『マスタープラン』は、時間をかけてサステイナブルなEVをより手頃な価格にすることであり、その戦略は今のところ成功しています。しかし、人々に愛される製品を作り、価格を下げても、その認知度が低ければ、購入者の関心をここまでしか高めることはできません。」
「私は広告を出すと言いました。今は小規模でやっていますが、何が一番効果的かを考えながら、今後もっと大規模にやるつもりです。」
イーロン・マスクCEOはジェームズ・スティーブンソン氏に返信し、テスラが積極的に広告を出していることを伝えました。しかし、テスラは大規模広告の最適な戦略が決まるまで、少量ずつ広告を出す予定のようです。
素晴らしいクルマこそが広告に
2023年第3四半期決算説明会でイーロン・マスクCEOは、広告についてこれまでとは異なる見解を示しました。
「私たちは広告を出しています。(確かに)広告を出すことで得られるものがあると思います。」
過去、マスク氏はテスラの広告を欺瞞的なものとみなし、積極的に利用することに消極的でした。しかし、2023年5月、マスクCEOはテスラの広告を公開することに同意し、テスラが自社製品の広告を開始すると発表しました。この発表の直後、テスラはテスラモデル3の所有者を起用した初の動画広告を公開しています。
6月までに、テスラは少なくとも18のGoogle広告を公開しています。同社はグーグル上で電気自動車とエネルギー製品を宣伝したり、そして今月初めには、テスラモデルYの広告が日本の空港で目撃されました。
こした状況を見るとイーロン・マスクCEOの広告に対する考えは少し変わってきたようです。しかし、彼はまた同時に、(広告費にコストを費やすよりも)テスラはその車をより手頃な価格にすることに焦点を当てるべきだ、と考えています。
「……素晴らしいクルマであるにもかかわらず、そのクルマを買えるように人々に知らせることは、実際には何の役にも立ちません。つまり、本当にしなければならないのは、その車を手頃な価格にすることです。」
テスラのCEOは、金利上昇と、ギガファクトリー・メキシコの建設への影響など、EVメーカーの将来計画への影響について語りました。
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