輸送業界の革命、電動トレーラーのテスラセミが1日で1,000マイル以上を走行

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テスラセミは、従来のディーゼルエンジン搭載のセミトラックと比較して効率的な運搬方法にはならないと考える否定的な意見も多くありましたが、新たな独立機関によるテストでは、テスラのクラス8電動トレーラーであるテスラセミは「本物」であり、トラック輸送業界を破壊することが示されました。

「Run On Less」イベント

この独自のテストは、NACFE(North American Council for Freight Efficiency:北米貨物効率化評議会)が開催した「Run On Less」イベントで行われています。このプログラムでは、サクラメントに駐留するペプシコ社の21台のテスラセミのうち3台が、過去18日間にわたって毎日走行し、その結果をNACFEに報告しています。

テスト初日、3台のセミが1回の充電で335マイル(539km)という驚異的な走行距離を記録したことは以前お伝えしたとおりです。2台目のセミは充電前に295マイル(475km)の距離を走行し、SoC(充電残量)は21%でした。3番目のセミは377マイル(607km)の走行距離を記録し、テスト終了時のバッテリー残量はわずか1.76%でした。

NACFEが公表していない情報の一つは積載量ですが、ペプシコ社によると、

「『Run on Less』の最初の2週間で走行した距離の約65%は、車両総重量プラス積載量70,000ポンド以上でした。」

3回の充電で1000マイル

イベント2日目から最終日の17日目の積載量は不明ですが、テスラセミトラックの1台は1日で1,076マイル(1,731km)という驚くべき距離を走行しました。この距離を走行する間、セミは3回の充電を行い、1回目の充電ではバッテリーを10%から46%まで補充するのに約1時間、2回目の充電では3%から89%までわずか1時間半、そして最後の充電では18%から52%まで25分かかりました。

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ペプシコのテスラセミ

テスラセミのエンジニアの一人が述べているように、これは電動トラック輸送の始まりに過ぎません。テスラ・セミのスタッフ・メカニカル・デザイン・エンジニアであるエヴァン・チェノウェス氏はリンクトインで、以下のように記しています。

「テスラ・セミ(完全電気セミトラック)が昨日1000マイルを走破しました。この車両の実現に貢献したチームを祝福します。これはほんの始まりに過ぎず、電気トラックは今後何年にもわたって、環境汚染源となっているディーゼルトラックに取って代わり続けるでしょう。」

これらの結果は、テスラセミの有効性に対する疑念を払拭し、かつて大型長距離トラックの電動化は間違った解決策だと以下のように発言したビル・ゲイツを筆頭とする否定派を黙らせるはずです。

問題は、バッテリーが大きくて重いことです。動かそうとする重量が増えれば増えるほど、車両に電力を供給するために必要なバッテリーも増えます。しかし、バッテリーを使えば使うほど重量が増し、さらにパワーが必要になります。バッテリー技術が大きく進歩しても、電気自動車が18輪車や貨物船、旅客機のような実用的なソリューションになることはおそらくないでしょう。電気は短距離を走るには有効ですが、重量のある長距離輸送車には別のソリューションが必要なのです。

このビル・ゲイツの意見を真っ向から否定する結果となる17日目のテスラセミ3の全結果です。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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