テスラ、台湾半導体メーカーTSMCへのスーパーコンピューターDojo D1チップ発注を倍増

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テスラ自社開発しているがスーパーコンピューター用チップ「Dojo D1」の注文を増やしていると報じられています。D1はスーパーコンピューター「Dojo」用に設計されたテスラのカスタムASIC(特定用途向け集積回路)で、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)に発注していると報じられています。

Dojoチップを2倍に

台湾の出版社エコノミック・デイリーは、この件に詳しいとされる情報筋の話を引用し、テスラが来年に向けてDojo D1チップを2倍の10,000ユニットに増やすと述べました。スーパーコンピューター「Dojo」の拡張性を考慮すると、TSMCへのD1チップ発注量は2025年まで増加し続けるとの期待が高いようです。

Dojoは、テスラが運転支援システムや自動運転AIモデルのトレーニングに使用する予定です。FSD、専用ロボタクシー、オプティマスといったプロジェクトの展開により、Dojoの同社事業への貢献はより大きくなる可能性が高いと考えられます。

Dojoは世界のトップ5を目指す

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興味深いことに、エコノミック・デイリーはテスラのTSMCからのD1チップ受注もチップメーカーに貢献していると述べています。エコノミック・デイリーによれば、TSMCのHPC関連の受注の勢いは、テスラとの契約のおかげで増加しているとのことです。テスラもTSMCもこの件についてコメントしていませんが、同誌は、両社のビジネス関係は業界ではちょっとした公然の秘密になっている、と述べています。

Dojoが登場することで、テスラはNvidiaの製品への依存度を下げることができるかもしれません。テスラはNvidia GPUの大口消費者であり、先月末には10,000個のNvidia H100 GPUを搭載した新しいスーパーコンピューターのスイッチを入れる予定であるとのリポートがありました。このシステムの価格は約3億ドルと推定され、さまざまな人工知能アプリケーションに使用される予定です。

XのテスラAIの公式アカウントからの投稿も、Dojoの野心的な目標を示唆しています。テスラによると、Dojoは2022年7月に生産を開始し、2024年1月にはスーパーコンピューターが世界でトップ5に入るようになると予測されています。2024年10月までに、テスラのスーパーコンピューターDojoは100エクサフロップスの演算能力を持つようになるとも予測されています。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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