完全自動運転実現を加速、テスラがスーパーコンピューター「Dojo」を起動し、完全自動運転トレーニングを高速化

ExaPod-01 TESLA News
Credit:Tesla
スポンサーリンク

テスラは8月28日、完全自動運転(FSD)ベータ版のデータセットトレーニングを大幅に加速させるため、Dojoスーパーコンピューターを稼働させる予定です。

世界で4番目に高性能

その中核となるテスラの新しいスーパーコンピューターは、技術計算向けに調整された340 FP64 PFLOPSと、AIアプリケーション向けに最適化された39.58 INT8 ExaFLOPSのピーク性能を提供します。自社で設計・ホストするDojoは、304 FP64 PFLOPSを提供する世界で4番目に高性能なスーパーコンピューターLeonardoをも凌駕します。

このパワーは、FSDのトレーニング・プロセスに革命をもたらします。この計算能力の大幅向上は、世界中の膨大な車両のデータ処理を効率的に管理できることで、テスラの自動運転に関する自動車メーカー間の競争力を強化します。

GPUの需要増で供給に課題

tesla-dojo-01
Credit:Tesla

テスラのAIインフラ&AIプラットフォームエンジニアリングマネージャーであるティム・ザマン氏は、Dojoの稼働日をXで共有し、テスラの自動運転に関する計算能力の重要性を強調しました。

テスラAI 10k H100クラスタ、月曜日に稼動。
実世界でのビデオ・トレーニングにより、私たちは世界最大のトレーニング・データセット、200PBを超えるホット・ティア・キャッシュ容量を持つかもしれません。ぜひご参加ください!

しかし、克服すべき課題もあります。Nvidiaは、H100 GPUの急増する需要を満たすことが困難な状況に直面しています。その結果、テスラはDojoの開発に10億ドル以上を投入しています。同社はまた、2023年にAIトレーニングに20億ドル以上、続く2024年にFSDトレーニングに20億ドルを投資する計画で、完全自動運転の実現に向けたテスラのコミットメントを表しています。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

テスラ関連の最新記事を毎日随時アップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

 グーグルニュースでフォローする

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました