テスラの新型モデル3ハイランドがギガ上海でのバッテリー生産拡大のきっかけに

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Credit:Tesla
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テスラの新型モデル3ハイランドは中国で需要が高まっています。情報によると、間もなく注文が殺到する見込みで、劇的な需要「爆発」が起きるようです。テスラは2023年9月末までに納車開始する予定ですが、36krを含む中国現地のニュースによると、テスラは一連の戦略的な動きによって野心的な目標を達成できるよう態勢を整えている状況です。

生産規模の拡大

テスラのギガファクトリー上海は、この需要の増加に対応するため、フェーズ1のバッテリー生産ラインの操業を再開しています。これは、労働力を削減する自動化機械の導入など、必要不可欠なアップグレードと変更のために最近停止した後の措置とのことです。

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テスラ ギガファクトリー上海
https://youtu.be/k9RLkCKhT_Q

ギガ上海工場のバッテリー生産ラインのフェーズ1は、週3,000~4,000個のバッテリーパック生産能力を有しています。フェーズ2およびフェーズ2.2の週産1万パックと合わせると、月産は10万パックの生産能力に達します。この数字は、バッテリー・サプライヤーのCATLとLG 化学が2022年末にこの工場に参加したことにより、さらに上昇しました。

以前のギガ上海工場のリストラでは、フェーズ1のバッテリー生産ラインの従業員の一部が2023年6月に解雇されました。

今回のフェーズ1の再開に伴い、バッテリー生産ラインの従業員は順次職場復帰しているとの事です。

ギガ上海はイノベーションの拠点

ギガファクトリー上海は、テスラの生産革新の中核拠点となっています。バッテリー生産には3つのフェーズがあり、プロジェクト・ハイランドの急増する需要に対応する準備が整っています。いまや月産約10万個のバッテリーパックの生産能力を持つこの工場は、プロジェクト・ハイランド・バージョンの新型モデル3を成功させるというテスラの戦略における重要な要素です。

テスラ ギガファクトリー上海の内部

工場のフェーズ1は最も古く、自動化が最も遅れており、以前は効率が非常に低いため停止していました。これを復活させるという最近の動きは、予想される需要の急増に対応するというテスラのコミットメントを強調するものです。

プロジェクト・ハイランドの世界への影響

新型モデル3の盛り上がりは中国だけにとどまりません。レポートによると、モデル3の大量生産が欧州の納車スケジュールに影響を与え、既存モデルの納期が10月から11月にずれ込んだとのことです。この遅れは、テスラの新モデルが世界の自動車シーンに与えた影響の大きさを示しています。

プロジェクト・ハイランドのモデル3に関する熱狂は、ヘッドランプ、テールランプ、新しいダッシュボード、リフレッシュされたドアパネルなど、刷新されたバージョンを示唆するリーク画像やスパイショットから来ています。最近の報道によると、モデル3購入希望者は現行モデルを買い控え、新型のリリースを心待ちにしているとのことです。

ギガ上海工場のバッテリー生産ラインの迅速な適応を含むテスラの戦略的な動きは、この世界一のEVブランドの機敏さと電気自動車革命の最前線であり続けることへのコミットメントを反映しています。9月が近づくにつれ、テスラが中国で新型モデル3を正式に発表することに注目が集まっています。この動きは、中国市場を左右し、世界の自動車業界全体に新たな基準を打ち立てる可能性があります。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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