モントレー・カー・ウィーク期間中のインタビューで、NACSはより良く設計されただけだと認めるフォードCEO
NACS導入は正しい判断
フォードCEOのジム・ファーリーは最近、カリフォルニアとネバダを結ぶ1,100マイルをF-150ライトニングで走り、道中、人々とコミュニケーションを交わし、充電施設をテストするフィールドトリップに出かけました。ファーレイCEOはモントレー・カー・ウィーク中にラグナセカにピットインし、そこでThe Kilowattsのライアン・レヴェンソンと率直な対話を行いました。
レヴェンソンは、F-150ライトニングのロードトリップから学んだことについてファーリーに尋ねました。彼は「充電不安」を経験したのです。カリフォルニア州中部の都市コアリンガでの充電停車中に彼が観察したことは次の通りです。
テスラ車の人々は車の中にいました。その時の外気温は43℃です。彼らは車内のスクリーンで映像コンテンツをストリーミングで見ています。一方で、フォード、起亜、ヒョンデの私たちは皆、お互いに話をしています。350kWの充電器は1つだけで、あとは低速の充電器です。多くの人が初めてのEV長距離トリップです。
充電が大変なのは当然ですが、お客様が直面している問題を目の当たりにして、多くのことを学んでいます。そのため私たちは、テスラと共同でフォードのドライバーに12,000基以上のテスラ・スーパーチャージャーへのアクセスを提供し、当社のEV認定ディーラーが急速充電器を設置しています。お客様のEV体験の向上に貢献するためです。
ファーレイCEOは、テスラとの取引が成立してよかったと断言しました。2022年9月、ダグ・フィールド氏がフォードの先進製品開発・技術責任者に就任したとき、同社は充電ソリューションの改善を検討し始め、既存の規格とテスラを比較しはじめたと彼は付け加えました。
私たちは皆、CCS急速充電のプラグの不具合に悩まされるようになりました。私たち全員にとって、このテスラのNACSソリューションの方が優れていることが明らかになりました。よりよく設計されていたのです。あまり言いたくはないですが、実際そうなんです。
EVの世界は「フレネミー」
ファーレイCEOはまた、電動化に向けた自動車メーカー間の協力関係の強化についても言及しました。彼は、EV時代には顧客体験を向上させるために他社との提携が必要であり、競争の性質が内燃機関業界とは異なると考えています。
私たちはこれ(充電問題)を解決しなければなりません。私たちはお客さまに大変な思いをさせています。だからフォードが(NACS導入の)先頭に立ったのです。だから私はEV事業を分離したのです。わが社の内燃機関側の原則は、他社と競争することだからです。一方EVの世界には敵対するものなど存在しません。だから私はフォードにEV事業を創設したのです。デジタル・エレクトリックの世界におけるフレネミー(FriendとEnemyの造語:友達のような顔をした敵)は現実のものです。誰もがまずは互いに協力し合っているのです。
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