テスラは今年初め、ハードウェア4(HW4)と呼ばれる最新の自動運転コンピュータをモデルSとモデルXに搭載し、その後モデルYにも拡大しました(若干の違いはありますが)。その際、新しいコンピューターだけでなく、カメラも更新され、以前のハードウェア3(HW3)のカメラと映像を比較したビデオによると、その画質の差はかなりのもののようです。
1.2Mピクセルと5Mピクセル
この比較は完全自動運転FSDベータテスターのAIDRIVRによって行われ、2018年式モデルSと2023年式モデルYを使用しました。下のビデオでご覧いただけるように、HW3の1.2メガピクセルのカメラとHW4の5メガピクセルのカメラでは、画質に大きな違いがあります(しかし、これは当たり前で驚くことではありません)。
HW4カメラの映像はより鮮明で、HW3ではぼやけてほとんど判読できなかったナンバープレートや道路標識も簡単に読み取ることができます。また、リアカメラにも大きな違いがあり、フィッシュアイ効果(魚眼レンズ効果)がより顕著になり、かなり広い視野を見ることができます。なお、このビデオで使用されている2018年モデルSのリアカメラの映像は、2019年モデル3や2022年モデルYのリアカメラの映像ほどフィッシュアイ効果がないように見えます。
夜間や色表現も向上
その他、夜間映像の画質が向上していること、露出を改善するために輝度コントロールが強化されていること、より鮮やかで「実物に忠実な」色表現が可能になっていること、特に停止標識の赤がHW3のようにオレンジ色ではなく赤色に見えることなどが挙げられます。
この品質向上が、完全自動運転(FSD)ベータ版の改善にどのように反映されるかはまだわかりません。イーロン・マスクCEOは、HW4を搭載したクルマはHW3を搭載したクルマよりも3倍から5倍ほど性能が向上していると述べていますが、それが映像の品質向上によるものであるとしても、どれほどのものなのかはわかりません。
この映像を見た後は、もちろんこのHW4カメラを後付けできるかどうかという問題が出てくるでしょう。マスク氏の以前のコメントから、テスラがHW3からHW4への後付けを提供しないことはすでに分かっていますが、HW4側の基盤はコネクター形状が全く異なるため、カメラの更新も同様にレトロフィットはできないと考えるのが自然です。
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