テスラ株は6月14日水曜日まで13日間の連騰を記録し、多くの証券アナリストがこのニュースにポジティブな反応を示しています。現在、一部のアナリストは、株価が次にどこに行く可能性があるのか、また、テスラが、フォード、GMと今後締結する充電パートナーシップの発表など、株価上昇に影響を与えた要因は何かについて検討しています。
過去最長の13連騰
テスラの13連騰は、これまでの史上最長の連騰となり、フォードやゼネラルモーターズとの充電に関するアライアンスが大きな要因だと指摘する声もあります。一方で、その後、株価は連日下落しており、連敗がいつまで続くかわからないという声もあります。それでも、多くのアナリストがテスラの目標株価をどんどん引き上げ始めています。
フォードとGMは、自社のEVが来年からテスラのスーパーチャージャーステーションを利用できるようにする、と発表しました。さらに、両社はテスラ仕様の充電気コネクタ規格であるNACS(北米充電規格:North American Charging Standard)を次世代EVに採用することを約束しました。テスラの株価がここ1ヶ月で約45%上昇したことを受け、ウェドブッシュ証券のアナリスト、ダン・アイブズ氏は、今回の充電に関するアライアンスは収益の重要な機会となる、と指摘しています。アイブズ氏は水曜日に顧客向けのレポートで次のように述べています。
「この1ヶ月でウォールストリートの評価が変わったのは、フォードとGMのスーパーチャージャーに関する提携により、テスラの総合的な評価(SOTP:Sum of the Parts)が今ようやく再確認され始めたと認識されたことです」
SOTP(Sum of the Parts)評価とは、企業内の様々な事業を個別に評価し、個々の事業の評価が企業全体の評価と比較してどうであるかを見る指標です。
「これは、ウォールストリートがアマゾンのAWSのマージンストーリーとバリュエーション、アップルのストーリーの成長/マージンに気づき始めた時を思い起こさせます。」
技術的優位性が収益機会を創出
アイブズ氏は、テスラ株の格付けを再び「買い」とし、目標株価を215ドルから300ドルに引き上げました。大和キャピタルのアナリスト、ジャイラム・ネイサン氏も、テスラの「技術の優位性が収益機会に現れている」と述べ、今回の充電に関するアライアンスによる収益源の追加を強調しました。アナリストの中には、(テスラの完全自動運転がそこまで到達すれば)自動運転による将来の収益の可能性など、長期的な要因も考慮している人もいます。CEOのイーロン・マスク氏は、ソフトウェアのような利幅をもたらすことができるとする自動運転サービス、ロボタクシーの可能性を継続的に自慢しています。この考えはRBCキャピタルのアナリスト、トム・ナラヤン氏も取り上げており、今回の充電に関するアライアンスは利益の一部に過ぎないと考えています。
「私たちは、ロボタクシーを強く信じています」とナラヤン氏は書いています。
ナラヤン氏は、ロボタクシーの収益がいつの日かテスラの価値の70%にも達する可能性があるとし、全車両を自動運転させることができる可能性を強調しています。ナラヤン氏は6月15日、テスラの目標株価を212ドルから305ドルに引き上げ、株価を「買い」と評価しています。
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