目標株価は2000ドル、テスラの自動運転実現によるロボタクシー実現は「もうすぐ」

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テスラ株の目標株価を2,000ドルとする、間違いなくテスラ最大の強気派であるキャシー・ウッド氏率いるアーク・インベスト社は、テスラがロボットタクシーサービスを開始する時期について、加重平均による予測をまとめました。

自動運転の価値

最近、テスラ、つまりイーロン・マスクCEOは事実上、自動運転実現に賭けていることを明らかにしています。

CEOのイーロン・マスク氏は、テスラ社が自動運転を実現することが、テスラの価値が数兆円になるか、「基本的にゼロ」になるかの違いだとまで言っているのです。

以前お伝えしたように、マスク氏は、以下のようにテスラが最終的に数百万台の車両に自動運転機能を搭載し、無線によるソフトウェアアップデートで普及させることに価値を見出す人は少ないと考えているようです。

「賢い個人投資家の中には一部理解している人もいると思いますが、他の多くの人はそうではないと思います。私たちが車を売るたびに、ソフトウェアを更新するだけで、完全自動運転が可能になり、更にこの完全自動運転は明らかに、そして急速に機能向上しています。
というのも、一部の例外を除いて、ハードウェア3(HW3)を搭載していない車はごくわずかですから、完全自動運転を実質100%の粗利益率で販売できる車が何百万台もあるということなのです。そして、その価値は、自律走行能力が高まるにつれて大きくなります。そして、完全自動運転が実現すれば、それは(これまでに普及している)テスラ車の価値上昇となります。それは史上最大の資産価値増大かもしれませんね。」

テスラ株の目標株価2000ドル

しかし、マスク氏は、価値を理解していない人々と、そもそもテスラがそれを実現できるのかについて深刻な疑念を抱いている人々を混同しているのではないかと考えられています。

そのように考えているのは、テスラ株の目標株価を非常に高く設定している投資会社、アーク・インベストです。10億ドル以上のテスラ株を保有する同社は、テスラ株の目標株価を2000ドルとしており、現在の160ドルから大幅に上昇することになる、非常に高い水準です。

そして、その株価上昇要因の大部分は、テスラがロボットタクシーサービスを既存の車両に解放するという長年の約束を実現することに基づいています。

アークは最近のテスラに関する情報の更新で、テスラがまもなくロボタクシーサービスを開始すると確信しているとし、2024年後半に実現するとの予測まで載せています。

アークは、テスラが近々ロボットタクシーサービスを開始するとの確信を深めています。私たちが更新したモンテカルロモデルでは、以下のように、2024年後半を全ケースの加重平均として、比較的早い時期のさまざまな開始時期が含まれています。

これは、テスラのロボタクシーサービスの商用化を想定したシミュレーションに基づくものです。

テスラがいつロボタクシーの商用化を実現できる確率のシミュレーション

マスク氏自身は先週、テスラが今年中に「完全自動運転」を達成することを期待していると述べたばかりですが、これまで何度もお伝えしたように、彼が言う「完全自動運転」とはいったい何を意味するのかが明確ではないですし、何度もその実現が延期されてきました。

一方で、今回のアークの定義はより明確です。テスラがソフトウェアアップデートをリリースすることで、2016年以降に生産された数百万台の全車両を完全自動運転対応にし、Uberのような新しいアプリを通じてロボタクシーサービスを提供するという話なのです。

モビリティのゲームチェンジャー

それは確かにテスラにとって大きな価値を生み出すゲームチェンジャーとなるでしょうし、2024年末というのはまだ実現まで1年以上の猶予があります。

しかし、テスラの完全自動運転ソフトウエアFSDベータ版テスターとして、テスラが現在のFSDベータ版からソフトウェアアップデートだけでロボタクシーサービスに移行することを想像するのは難しいと考えるのが現実的です。

確かに不可能ではないでしょうが、信じがたいことでもあります。とはいえ、「商用化開始」というのは、あくまで「開始」という意味でであれば、もしかすると実現可能なレベルまで来ているかもしれません。

テスラがそれまでに、いくつかの地域でロボタクシーサービスを可能にする自動運転能力をある程度達成する可能性は考えられますが、マスク氏が何年も前から約束してきたように、何百万台もの車両が一気に自動運転ができるようになるようなことは無いと考えられます。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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