テスラは最近、同社の新型4680バッテリーセルの生産に使用されると予想される米国カリフォルニア州の大規模な製造施設を買収するためのリース契約を締結しました。
元はアプライド・マテリアルズの半導体製造拠点
サンフランシスコ・ビジネス・タイムズの取材に応じた今回の取引に詳しい関係者によると、テスラはカリフォルニア州フリーモント工場とカトーロードにある初期の4680パイロット生産施設から車ですぐのところにある、フリーモント大通り48401番地の約2万m2の製造施設を引き継ぎました。今回完成した建物の所有者であるプロロジス社やテスラ社は、この取引についてコメントしていませんが、同じ情報筋によると、この施設は新型の4680バッテリーセルの生産に使用される予定とのことです。
この建物は以前、2020年に半導体チップ製造用の装置、サービス、ソフトウェアを専門とするアプライド・マテリアルズ社に賃貸され、数百万ドルを投じて製造拠点に転換する予定でしたが、同社は昨年、その計画を断念しました。
サイバートラックにも利用される予定
テスラは、2020年に開催されたバッテリー関連イベント「バッテリー・デイ」で新型の4680バッテリーセルを初めて発表しました。同社は当初、カトーロードの施設でパイロット生産ラインを開始し、その後ギガファクトリー・テキサスにも拡大し、昨年末には週1,000セル以上を生産するまでになり、現在旧型の2170セルのモデルYと4680セルのモデルYが混在している状況です。
そして次の目標は、ギガ・ネバダを拡張して4680セルの生産ラインを増設し、年間100GWhの生産能力を達成することです。
今回の4680セルの生産増強は、同社がサイバートラックの生産を数カ月後に開始すると予想されている時期に行われます。このテスラ初の電動ピックアップトラックは4680バッテリーセルを搭載して発売されると予想されていましたが、テスラではまだそのことを正式に発表していません。
同社は明らかに4680セル(直径が46mmで高さが80mmの円筒形バッテリー)の生産を増強するために重要なステップを踏んでいますが、現在、同社の電気自動車の大部分に使用されている2170セル(直径が20mmで高さが70mmの円筒形バッテリー)の生産に重点を置いているのが現状です。今週、パナソニックがギガネバダに生産ラインを増設し、2170セルの需要増に対応する予定であることをお伝えしたばかりです。
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